大谷翔平が菊池雄星から6号ホームランを放つ。メジャーリーグで初対決

大谷選手と菊池投手は、ともに岩手県の花巻東高校で活躍したエースでもある。日本のプロ野球での戦績は5打数2安打3三振で拮抗していました。

岩手・花巻東高校の先輩後輩が、メジャーリーグで初対決する日が来るとは━━。

アメリカ・メジャーリーグで現地時間6月8日、エンゼルス対マリナーズ戦(エンゼル・スタジアム)が行われ、エンゼルスの大谷翔平選手が「3番・指名打者」で出場した。

対する先発はマリナーズ期待の左腕・菊池雄星投手。

1回裏に打席に立った大谷は、菊池の3球目のスライダーに焦点を合わせた。打ち返しの速度は弱かったものの、一、二塁間へ飛んだ打球は内野安打に。初対決は菊池にとって苦いものとなった。

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メジャーリーグで初対決となった大谷翔平選手(左)と菊池雄星投手
時事通信社

その後も菊池は、1回で3失点を期すなど立ち上がりから苦戦していた。  2、3回をからくも無失点に抑えたが、4回、さらなる試練が訪れた。

1番ラステラに初球の甘いストレートを右中間に放たれ、ソロホームランを浴びる。続く2番は、エンゼルスの顔ともいえる豪打者トラウト。ここでも、1ボールからの内角低めの球をレフトへ運ばれ、連続ホームランに苦しむ。

そして3番、大谷が打席に入ると、菊池は表情を変えずに前を見据え、カーブを放った。

75.2マイル(約121キロ)の初球を狙いすましたように大谷がバットを振りぬくと、打球はセンターへ吸い込まれる。3試合ぶりの6号ソロホームラン。MLB公式サイトの解析システム「スタットキャスト」によると、飛距離は396フィート(約120.7メートル)の豪快な一発だった。 

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メジャーリーグで初対決した菊池雄星投手からセンターへの豪快なソロホームランを放つ大谷翔平選手
MLB公式動画より

菊池は四回途中に9安打7失点(自責6)で降板し、4勝目はならなかった。

マリナーズはその後、菊池からスコット、ビドルと継投したが5回と8回にも追加点を許し、12-3でエンゼルスに軍配が上がった。

ともに岩手県出身の先輩後輩、プロ野球時代は5打数2安打3三振

2人はともに岩手・花巻東高の出身で、プロ野球での対戦成績は5打数2安打3三振で拮抗していた。

 中学時代、3学年上の菊池雄星投手の背中を追うように花巻東高校へ進学した大谷選手。甲子園、プロ野球とともに活躍したが、メジャーリーグでは大谷選手が一歩先を進み始めているようだ。

【動画:4回裏、菊池からセンターへのソロホームランを放つ大谷】