尾木ママ「政府にイライラ」。入試や就活、『9月入学』めぐる子どもの生活保障の方針が出ないことに苦言

「卒業はいつ。就活や入試などはどうする。子どもたちの生活保障はどうする。一刻も早く方針示すべきでは」とブログにつづりました。
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尾木直樹さん
時事通信社

尾木ママこと教育評論家の尾木直樹さんが5月25日、ブログを更新。学校再開後の方針がなかなか決まらないことや、政府が検討する「9月入学」案による子供や教育現場への負担について苦言を呈した。

尾木さんは、学校再開にあたり、地域の感染リスクを3段階に分ける行動様式について言及。「慎重に慎重にーー。子どもたちの、理解得ながら、、」と心配した。

また、「9月入学」案は賛否が分かれ、まとまる見通しは立っていない。こうした課題や教育現場への負担などに対する不満を口にした。

「卒業はいつなのか。就活や入試など具体的にどうするのか。すべての子どもたちの生活保障はどうするのか。お金を配るだけでなく、一刻も早く方針示すべきではないでしょうか?」

「政府にイライラする」と結んだ。

同じ日の別のブログでは、9月入学の導入をめぐる議論について「戦後の教育論争のなかでもこれだけの賛否が沸騰したことも珍しいのでは」と指摘。

こうした議論を通じて、「どの子も成長発達できる教育とは何か。どんな制度がいいのか。見えてくるのではないでしょうか?今は産みの苦しみなのかもしれません!」とつづった。

一方、教育に携わる立場から「目の前の子どもたち何とかして救済できる政策見つけないとーー 切実な声 受け止めないとーー」と呼びかけた。

その上で「強力なリーダーいないかしら 優れた信頼される政治家はいないのかしら?」と疑問視した。