謎の種が届いたら...「開封せずに郵便局へ」。日本郵便が呼びかけ

「謎の種」が届いたらどうすれば?日本郵便は、不審な郵便物が届いた場合は開封せずに郵便局に届けるか、植物防疫所に相談するようウェブサイトで呼び掛けている。
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郵便局の看板
時事通信社

注文した覚えのない「謎の種」が海外から突然送りつけられる被害が発生している問題で、日本郵便は、不審な郵便物が届いた場合は開封せずに郵便局に届けるか、植物防疫所に相談するようウェブサイトで呼び掛けている

日本郵便の担当者によると、「注文した覚えのない種子が入った郵便物が届いた」という相談が7月31日以降、複数寄せられているという。

心当たりがない郵便物が届いた場合、日本郵便が配達した郵便物であれば、受け取り拒否の申し出をして、郵便局側が差出人に送り返す手続きを進める。一方、郵便局を経由していない物の場合は、郵便局で対応ができないため、同社は植物防疫所に相談するよう促している。

 

■植物防疫所は「植えないで」

「謎の種子」が突然届く被害が相次いでいることを受け、植物防疫所はウェブサイトで「プランターや庭などに植えないで」と注意喚起し、不審な種が届いた場合は最寄りの植物防疫所に相談するよう呼び掛けている。被害はアメリカでも続発し、アメリカの警察当局や農務省は、オンライン詐欺の一種である「ブラッシング詐欺」の可能性があるとも指摘している