ゲリラ豪雨は『ゴリラ豪雨』だった“疑惑”が浮上? 東京ズーネットの思わせぶりな投稿が話題に

「ゲリラ」と「ゴリラ」。英語で発音してみよう。
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ゴリラ
Wokephoto17 via Getty Images

関東を突然襲ったゲリラ豪雨。

突然の大雨を表すこの単語に、実は『ゴリラ豪雨』という名称なのではないかという“疑惑”が浮上している。

突拍子もないように思える話だが、一体どういうことなのか。

きっかけは、東京ズーネットのTwitterの投稿だ。

「ゲリラ豪雨という言葉も普及しましたね...🦍」

東京ズーネットは8月12日の投稿で「ゴリラ」「ゲリラ」の2つの単語について、それぞれ英語表記と発音記号を並べている。

 「gorilla」と「guerrilla」でスペルは異なるが、英語の発音記号が同じだったのだ。英語での“同音異義語”を、日本語では「ゴリラ」「ゲリラ」と読み分けていることになる。

ゲリラ豪雨は“ゴリラ豪雨”でもある。ズーネットのツイートはそうとでも言わんとしているのだろうか。

しかしこの“疑惑”は、英語を前提とした話にすぎない。

ゲリラ(guerrilla)はそもそも、スペイン語の単語だ。それがそのままのスペルで、英単語としても用いられている。

スペイン語では、ゲリラとゴリラはスペルも発音も異なる。

ちなみにゲリラ豪雨は、マスコミがつくった用語とされている。朝日新聞の2010年7月9日付の夕刊によると、定義はなく、気象庁は使っていない。