ホワイトハウスの記者3人もコロナ陽性。「密」な式典を取材したケースも

記者協会が発表。ホワイトハウス関係者内での感染が広がっています
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ホワイトハウスのローズガーデンで開かれた、エイミー・バレット氏を最高裁判事に指名する式典(2020年9月26日)
ASSOCIATED PRESS

ホワイトハウス記者協会は10月2日、ホワイトハウスを担当する記者3人が新型コロナウイルスの検査の結果、陽性だったことを発表した。アメリカのトランプ大統領も同日、自身と妻のメラニアさんが、新型コロナウイルスの検査で陽性だったことを自身のTwitterで明かしている

発表によると、新型コロナウイルスに感染した記者のうち1人は、9月26日にホワイトハウスのローズガーデンで開かれた式典を取材していた。この式典は、病気のため死去した判事ルース・ベイダー・ギンズバーグ氏の後任として、保守派のエイミー・バレット連邦控訴裁判事を指名する集いだった。ロイター通信は「式典の出席者のほとんどがマスクをしていなかった」と報じている

陽性結果が出たもう一人の記者は、26日のホワイトハウス内での記者ブリーフィングに出席していた。

同協会は、会員に対し「記者、トランプ大統領、ホワイトハウスのスタッフたちの陽性結果を受け、多くのホワイトハウスの記者たちは新型コロナウイルスの検査結果が出るまで自主隔離をしています」とメールで報告した。可能な限りホワイトハウス内で働くことを避けるよう促したほか、共用エリアでのマスク着用の徹底、室内で複数人で集まらないことなど、感染拡大の防止策を求めている。