大坂なおみと同じ理由の選手への罰金、瞑想アプリ会社が肩代わり表明。選手のメンタルケア支援で財団に寄付も

『Calm』はTwitterで「2021年の4大大会(グランドスラム)で、メンタルヘルスを理由にメディア対応をしなかった選手に対する罰金を支払う」と投稿した。
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大坂なおみ選手
Tim Clayton - Corbis via Getty Images

睡眠・瞑想アプリを運営するアメリカ企業「Calm」が、大坂なおみ選手のように、メンタルヘルスを理由に記者会見に出ない選手への罰金を肩代わりすると表明した。

Calmは6月3日のツイートで、「2021年の4大大会(グランドスラム)で、メンタルヘルスを理由にメディア対応をしなかった選手に対する罰金も、Calmが支払う」と投稿。

大坂選手は、メンタルヘルスを理由にテニスの全仏オープンで記者会見に現れず、罰金1万5000ドル(約165万円)を科されていた。Calmは今後、同様の罰金を肩代わりすると名乗り出た。

さらに、選手のメンタルケア支援にも取り組むスポーツ振興財団「ローレウス」への寄付も表明。「自身のメンタルヘルスを優先するという大坂なおみ選手の決断をサポートするため、1万5000ドル(約165万円)を寄付する」とツイートした。

「メンタルの健康は、健康そのもの」と呼びかけている。

Calmの表明に対して「企業が問題に対する立場を表明し、声明を出す以上の行動に出るのは、私が見たなかで稀な例。とてもかっこいい」「素晴らしい、よくやった」などと反響が広がっている。