逆転ゴールを生んだ2人は幼馴染だった。田中碧選手と三笘薫選手「鷺沼兄弟が無敵艦隊を撃破」

「彼が常に僕の前を走っている」「負けたくない気持ちあった」。刺激を与え合う存在だと、それぞれが語っていました
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サッカー・ワールドカップで12月2日にスペインに歴史的な勝利をおさめ、決勝トーナメント進出を決めた日本代表。

後半に逆転のゴールを決めた田中碧選手と、ライン際からの折り返しでアシストした三笘薫選手は、幼少期からともにプレーしてきた幼馴染だった。

 

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田中選手と三笘選手
Getty

スペイン戦では後半6分、三笘選手がライン際からゴール前に折り返し、田中選手のゴールにつながった。

試合後には2人が抱き合う姿などが放送内でとらえられ、大きな反響が広がった。 

 

 

 

一緒にプレーしたい

幼少期から、神奈川県川崎市内にあるサッカークラブ「さぎぬまSC」でともにプレー。その後もJリーグ・フロンターレ川崎の下部組織で歩みをともにした。

田中選手はそのまま同クラブに入団。一方、三笘選手は筑波大学を経て、同クラブに入った。Jリーグの公式Twitterは、笑顔で肩を組むフロンターレ時代の2人の写真を添え、「#鷺沼兄弟が無敵艦隊を撃破」と投稿した。

三笘選手が1学年年上。田中選手は7月に配信されたABEMAのインタビューで「彼が常に僕の前を走っている。追いつこうと僕はしているだけ」と明かした

ともに歩んできた2人だが、2021年に別のチームへ。田中選手は現在、ドイツのデュッセルドルフ、三笘選手はプレミアリーグのブライトンでプレーしている。

田中選手はインタビュー内で「これから一緒にプレーするチャンスが日本代表が唯一になる。だからこそ、そこのピッチで一緒にプレーしたい」と言及。照れつつも「きっと彼もそう思っているとそう信じています。僕が一方的に片思いになるんで」と語っていた。

一方の三笘選手も田中選手について「代表では彼が先輩なのでアドバイスを聞いたり、スムーズに入れるように助言をくれます」とコメント。

「碧が活躍しているからこそ負けたくない気持ちも大学時代思っていた。近い存在が上にのぼっていくのが刺激になって後押ししてくれた」と語っていた