若くして母親になることを余儀なくされた5人の少女たち

親になるのは大変なことだ。しかし、世界では多くの少女たちが、子供のうちに親になってしまい、辛い現実に直面している。

親になるのは大変なことだ。しかし、世界では多くの少女たちが、子供のうちに親になってしまい、辛い現実に直面している。

国際連合によると、200万人の少女が毎年、15歳になる前に子供を産んでいる。教育レベルが低い田舎の貧しい地域に住む少女たちは、幼いうちに母親になることによって、さまざまな困難に直面している。

未成年で子供を産むこと。それは、少女の人生や未来のすべてに影響を及ぼす。

それは、学校を中退し、その後の教育や就職の機会を減らすことを意味する。

それに加え、若い母親と赤ちゃんの両方にとって健康上のリスクが高まる。毎年、10〜19歳の少女約7万人が、妊娠や出産の合併症によって死亡している。そして驚くことに、10代の母親が出産した100万人の子供が、1歳の誕生日を迎える前に命を落としている。

低年齢の母親の数は、国や世界の統計に表れないことが多く、開発援助活動でもその多くが見過ごされている。途上国の子ども支援を行う国際NGO「プラン・インターナショナル」によると、その理由は、女性の生殖年齢が一般に15〜49歳だと考えられているからである。

幼いうちに親になってしまったために、生活が一変した5人の若すぎる母親の体験談を紹介する。

1. 出産後に学校の中退を余儀なくされた少女

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「私は子供を欲しくありませんでした。妊娠しないように気を付けたのですが、子供が生まれました。妊娠が分かった時、私はうれしかったのと同様に、悲しくも感じました。赤ちゃんの誕生は嬉しかったのですが、学校を辞めないといけないことを考えると悲しくなりました」。ー ジャネット、15歳、コロンビア

2. 出産で命を落としかけた少女

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「私は出産の時にたくさん出血しました。胎盤が出て来なかったからです。救急車で病院に運ばれ、7袋もの輸血を受けました。

低年齢で母親になることの危険性を教えてくれた人は、誰1人としていません。もう子供を欲しいとは思いません」。ー ケヤ、14歳、バングラデシュ

3. 強姦され、加害者の両親との同居を余儀なくされた少女

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「小学校のテストが終わった後、結果を尋ねるために私は担任の先生に電話をしました。その後、私の電話番号を知った先生は、何度も私に電話をしてきて、自分に会いに来るように言いました。私は会いたくないと答えていました。しかしある日、先生は私を脅しました。私は怖くなり、テストの結果を受け取るために先生に会いに行ったのです。その時、私は先生にレイプされました。

私の両親と先生の両親が話し合い、出産までは先生の両親が私の面倒を見ることになりました。出産までの5カ月間、私は先生の両親と一緒に生活しました。

子供が生まれるまでは、私は学校に通っていました。自分の友達が学校に通っているのを見ると、最近、私はとても悲しくなります。もっと後で母親になりたかった。今じゃなくて」。ー アイサ、15歳、ブルキナファソ

4. 学校に在籍し続けられた父親と、できなかった母親

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「私の夢は学校に戻ることです。なぜなら私は学校が大好きだからです。一緒に学校へ通った友達が私にはたくさんいます。学校ではみんなで演劇をしたり、歌を唄ったりしました。友達が学校へ行っているのに、私が行けないのは悲しい。

私の彼氏は学校に通い続けていますが、私は家にいなければなりません。私の息子が、きちんとした教育を受けられることを願います」。ー アンジェリカ、13歳、ハイチ

5. 赤ちゃんと遊ぶことで、自分が子供だということを思い出す少女

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「自分がまだ子供なのに、子供の面倒を見るのはとても大変です。私は、子供と夫の両方の世話をしなくてはなりません。私には自由な時間はありません。

でも長男は、面白いことをたくさんやってくれます。私は長男と遊ぶのが好きです。自分が子供に戻れるからです。一緒に遊んでいる時は、私の子供ではなく、私の友達と遊んでいるように感じます」。ー アミラ、15歳、ヨルダンの難民キャンプ

この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。

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