「恥を知れ、東京」東京ドームの記者室での喫煙マナー、外国人記者が苦言

「先進的な国だが、これはヒドい」と異論を唱えた。
|

「日本の記者室のマナーがひどい」と、Twitter上で動画が拡散している。

この動画はAP通信の外国人記者が「東京ドームの記者室で撮影した」として18秒の動画をTwitterに投稿したものだ。3月17日に開かれた『2019 MLB開幕戦プレシーズンゲーム』を取材したときのものと見られる。

この動画には小さな記者室と、その中にあるドアの無い喫煙ブースの外で喫煙する男性らの様子が映し出されている。

Open Image Modal
外国人記者の投稿動画からのスクリーンショット
ドアの無い喫煙ブースの外でタバコを吸う人がいる様子が分かる
Twitter

記者はこれに対し、「恥を知れ、東京」と非難した。

「東京ドームの小さな記者室。喫煙ブースはあるがドアは無く、みんなで受動喫煙。ここは運動施設なはず。恥を知れ、東京。先進的な国だが、これはヒドい」 

20日15時40分現在で、この動画はTwitter上で4万8000回以上も再生された。「日本ではレストランでも喫煙している人がいる。2020年にオリンピックを見に来た人はびっくりするだろう」「まだ80年代?」などのコメントが寄せられた。

アメリカでは、約半分の州でレストランやバー、職場での喫煙が禁止されている

東京ドームの広報担当者によると、この部屋は通常食堂として使用されており、国際試合などの大きな大会で記者が多い際、一時的に追加の記者クラブとして利用されているとのこと。本来の記者クラブは食堂の隣にあり、禁煙だという。

この食堂は、以前は分煙の喫煙ブースさえ無く、部屋自体が喫煙可能だったという。2018年に設置された喫煙ブースには煙の吸引機械や灰皿があり、正しく利用すれば外に煙は漏れないため臭わず、食堂の利用者からは歓迎されているとのこと。

担当者は動画にあるブース外での喫煙に対し「本来はブース内で喫煙するための場所です。マナーを守り、正しく利用して欲しい」と語った。

投稿をした外国人記者に問い合わせたが、回答は得られなかった。