「選手個人に当てるのはとても苦しい」。池江璃花子さん、東京オリンピック辞退を求める一部の声に胸中を明かす

SNSで「非常に心を痛めたメッセージ」もあったとして、「選手個人に当てるのはとても苦しいです」と胸中を明かした。
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池江璃花子さん(2021年4月撮影)
CHARLY TRIBALLEAU via Getty Images

白血病治療を経て東京オリンピック代表に内定した競泳選手の池江璃花子さんに対して、一部の人から出場辞退を求める声がSNSで寄せられている。池江さんは5月7日夜、連続ツイートの中で「非常に心を痛めたメッセージ」もあったとして、「選手個人に当てるのはとても苦しいです」と胸中を明かした。

■「頑張っている選手をどんな状況になっても暖かく見守って」

池江さんはTwitterのリプライ欄だけでなく、Instagramのダイレクトメッセージでも、東京オリンピックを「辞退してほしい」「反対に声をあげてほしい」などのコメントが寄せられていることを明かした。

こうした声に関して、「このコロナ禍でオリンピックの中止を求める声が多いことは仕方なく、当然の事だと思っています」と理解を示した上で、「私に反対の声を求めても、私は何も変えることができません。ただ今やるべき事を全うし、応援していただいてる方達の期待に応えたい一心で日々の練習をしています」と続けた。

寄せられた声の中に「非常に心を痛めたメッセージもありました」と振り返った上で、「この暗い世の中をいち早く変えたい、そんな気持ちは皆さんと同じように強く持っています。ですが、それを選手個人に当てるのはとても苦しいす」と心境を打ち明けた。

最後は「わたしに限らず、頑張っている選手をどんな状況になっても暖かく見守っていてほしいなと思います」と結んでいる。

■池江さんの連続ツイート