ケリー米国務長官「威嚇や抑圧、力で領有権主張に反対」中国を牽制

[ホノルル 13日 ロイター] - 米国のケリー国務長官は13日、米中の建設的な関係はアジア地域の安定維持において必要、との認識を示した。8日間にわたるアジア歴訪の終了に伴い、ハワイのイースト・ウエスト・センターでスピーチした。 長官は、アジア太平洋諸国との関係構築に向け一段と努力するよう、オバマ大統領から要請されたと述べた。特に、持続的な成長やエネルギー効率、域内の協力、人権と民主主義の促進に
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Reuters

[ホノルル 13日 ロイター] - 米国のケリー国務長官は13日、米中の建設的な関係はアジア地域の安定維持において必要、との認識を示した。8日間にわたるアジア歴訪の終了に伴い、ハワイのイースト・ウエスト・センターでスピーチした。

長官は、アジア太平洋諸国との関係構築に向け一段と努力するよう、オバマ大統領から要請されたと述べた。特に、持続的な成長やエネルギー効率、域内の協力、人権と民主主義の促進に力を入れるとした。

ケリー国務長官は「米国はアジア太平洋の国だ。米国の安全保障と繁栄は、アジア太平洋地域と密接に関連している」と話した。

南シナ海をめぐる緊張に言及し「南・東シナ海の領有権問題については、米国は特定の立場をとらない。ただし、問題がどう解決されるのか、見守っている」と表明。そのうえで「威嚇や抑圧、力で領有権を主張するような行為には断固として反対する」と述べた。

中国初の空母「遼寧」
中国初の空母、試験航行=海洋権益にらみ威嚇効果 (01 of04)
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中国遼寧省大連の造船所で改修中の旧ソ連製空母「ワリャーグ」。中国にとって第1号の空母となった(中国遼寧省大連) \n\n撮影日:2011年04月10日 (credit:EPA=時事)
中国初の空母、試験航行=海洋権益にらみ威嚇効果 (02 of04)
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中国遼寧省の大連港に停泊する中国初の空母。もともとは旧ソ連の空母「ワリャーグ」で、1998年に、中国がウクライナから買い取った(中国遼寧省大連)\n\n撮影日:2011年08月04日 (credit:AFP=時事)
中国空母・空母「遼寧」 (03 of04)
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大連港に停泊する中国初の空母「遼寧」(中国・大連) (credit:AFP=時事)
中国空母・空母を視察する胡主席と温首相 (04 of04)
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25日、就航した中国初の空母「遼寧」の甲板を視察する胡錦濤国家主席(中央左)と温家宝首相(中央右)[中国中央テレビのホームページより]\n\n撮影日:2012年09月25日 (credit:時事通信社)
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