自己報酬としての攻撃行動

攻撃行動の開始に関わる脳領域はすでに明らかになっているが、攻撃の動機付けまたは報酬の要素の成立に関わるシステムについては、ほとんど分かっていない。
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攻撃行動の開始に関わる脳領域はすでに明らかになっているが、攻撃の動機付けまたは報酬の要素の成立に関わるシステムについては、ほとんど分かっていない。今回、S Russoたちは、攻撃と関連する報酬情報処理の基盤回路を解きほぐして見せた。彼らは、前脳基底部から外側手綱核への抑制性投射が、攻撃のこの面を両方向に制御していることを示した。この結果は、攻撃性と攻撃性に関連した神経精神疾患の治療のための新たな標的特定への道を開く可能性がある。

Nature534, 7609

2016年6月30日

原著論文:

doi:10.1038/nature18601

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