大統領に批判されたからと言って、ターミネーターが黙っているわけがない。
俳優のアーノルド・シュワルツェネッガーは、ドナルド・トランプ大統領がかつて司会を務めたNBCのテレビ番組「アプレンティス」の司会を、2017年1月から務めている。
しかし番組の視聴率は、以前に比べて伸び悩んでいる。そのことをトランプ大統領はTwitterで、それみたことかと批判してきた。
「ワオ。DJT(ドナルド J. トランプ)に比べて、アーノルド・シュワルツェネッガーの視聴率は、完敗だな」
そして2月2日には、ワシントンD.C.でのイベントの席上で、こんな発言をしてシュワルツェネッガーをさらに攻撃した。
「私は、大統領に決まったから、アプレンティスの司会を辞めなければならなかった。大統領の仕事に集中しなければいけなかったからね。代わりに雇われたのが、超大物映画スターのアーノルド・シュワルツェネッガーだ。まあどうなるかはわかってたよ。視聴率はボロボロ。最悪の状況だ」
「視聴率がなんとかなるよう、祈ってあげようじゃないか」
この大統領の言葉に、元カリフォルニア州知事でもあるシュワルツェネッガーも黙っていなかった。
にこやかな笑顔を浮かべながら、シュワルツェネッガーはTwitterでトランプ大統領へこんな「名案」を持ちかけた。
「ヘイ、ドナルド。いいアイデアがある。お互いの仕事を交換しないか?あんたが俺に変わってテレビの司会をやるんだ。視聴率を稼ぐのがうまいみたいだからな。それで俺があんたの仕事をやるんだ。そうすれば、ようやくみんなが安心して眠れるようになるだろ?どうだい?」
トランプ大統領は、共和党支持者でありながら、大統領選では自分を支持しないと公言したシュワルツェネッガーが気に入らず、これまでたびたび攻撃してきた。
「映画スターらしいけど、まだシーズン1。私はシーズン14までやった。私のシーズン1と比べてみたらいい。だけど誰も気にしないだろう。やつはケーシックとヒラリーを支持したんだからね」
このバトル、まだまだ続きそうだ。
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