数学の問題を解いてくれるアプリは本当に役立つのか?

簡単な一次方程式や計算問題を引き受けてくれるアプリ「PhotoMath」は、ラクをしたい学生が飛びついてしまうのではないかと指摘するインターネットユーザーもいる。
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電卓では計算できないような、ちょっと複雑な数式の答えが知りたいって? そんな人のためのアプリが登場した。

PhotoMath」は、簡単な一次方程式や計算問題を引き受けてくれるアプリだ。スマートフォンのカメラ画面で問題を指定するだけで、答えを出してくれる。

この無料アプリのすごいところは、答えを教えてくれることだけではない。「PhotoMath」はさらに、各問題の解き方を、段階を踏んで丁寧に説明してくれるのだ。この機能は、学生や子どもを持つ親、教育関係者に役立つのではないかと一部で反響を呼んでいる。

しかし、ラクをしたい学生が飛びついてしまうのではないか、と指摘するインターネットユーザーもいる。

「数学を勉強する高校生にとっては夢のようなアプリだが、それほどいいアイデアではないかも」と、「CounterNotions.com」のブロガー、Kontra氏はツイートしている。

「方程式の解き方は、学習によって身につくものだ。手を抜くようになっては困る」と、同氏のコメントは続いている。

文末のスライドショーでは、これまでアップルが批判を受けて取り下げたアプリや、検閲を加えて許可したアプリなどを紹介している。

批判を受けてアップルが取り下げたアプリ
速度違反の取締りポイントを知らせるアプリ(01 of08)
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アップルは批判を受けて、飲酒運転や速度違反の取締りポイントを知らせるアプリ「DUI checkpoint」を取り下げた。
アンチ・ゲイのアプリ(02 of08)
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アップルは批判を受けて、アンチ・ゲイを推進するアプリ「Exodus International」を取り下げた。
プレイボーイ(03 of08)
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アップルはヌードを許可しないポリシーを貫いており、『プレイボーイ』のアプリは実現していない
Wikileaks(04 of08)
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アップルはリリース3日後に、「WikiLeaks」の非公式アプリを取り下げた。
検閲ずみマンガ(05 of08)
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オスカー・ワイルドの喜劇「真面目が肝心」をゲイ・マンガ化したアプリ。\nアップルは「墨塗り」を入れて許可した
実はパスワードを入手することが目的だったアプリ(06 of08)
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紛失または盗難にあったiPhoneが不正に侵入したときに、その不正侵入者の顔や位置情報を報告するアプリ「Big Brother Camera Security」。許可後しばらくして許可が取り消された。実は正規ユーザーのパスワードを入手することが目的だったことが判明したからだ。\n
反イスラエルのアプリ(07 of08)
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アップルは、イスラエル政府などの批判を受けて、「ThirdIntifada」というアプリを取り下げた。暴力的な反イスラエル運動を推進するためのアプリとして批判された。\n (credit:http://3rdintifada.com/)
アンチ・ゲイ宣言アプリ(08 of08)
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アップルは批判を受けて、アンチ・ゲイを宣言するアプリ「Manhattan Declaration」を取り下げた。\n\n\n\n

この記事は最初にハフポストUS版に掲載されたものです。

[日本語版:遠藤康子/ガリレオ]

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