ふたご座流星群が13日夜見ごろに、1時間に40個も!?

できるだけ、明かりの少ない場所を選び、できるだけ空の広い範囲を見ると良いでしょう。
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願いごとの準備を!三大流星群の一つ「ふたご座流星群」が今夜から明日、見頃に。空の暗い場所で観察すれば、多いときで流れ星は1時間に40個程度見られると予想されています。気になる各地の天気は?

◆ふたご座流星群が見頃に

今年の「ふたご座流星群」の極大は明日(14日)の日中の予想で、今夜と明日の夜が多くの流れ星を見られるチャンスです(一番の見ごろは14日0時前後)。月明かりの影響もほとんどなく、比較的良い条件で観察できるでしょう。流星群は午後8時ごろと比較的早い時間帯から出現しはじめ、午後10時頃から本格的に現れ始めます。空の暗い場所で観察すれば、多いときで1時間に40個程度の流れ星を見られると予想されています。

観察は、できるだけ、明かりの少ない場所を選び、できるだけ空の広い範囲を見ると良いでしょう。流星群は放射点を中心に放射状に現れます。

◆各地の天気

今夜と明日の夜の気になる各地の天気です。

【北海道・東北】日本海側は雲に覆われ、あいにくの天気でしょう。太平洋側は今夜も明日の夜もすっきりとはいきませんが晴れ間がでそうです。

【北陸から山陰】今夜も雪雲が流れ込みやすいでしょう。明日の夜は雪のやむ所が多いですが、雲はとれにくいでしょう。

【関東】今夜は一時的に雲が多くなりますが、午後9時以降は次第に雲がとれてくるでしょう。日付の替わる頃は晴れて、流れ星を見られるチャンスです。明日の夜間はすっきり晴れて、観察日和になりそうです。

【東海~近畿中南部、四国】今夜は晴れる所が多いですが、近畿は雪雲の流れ込む所があるでしょう。明日の夜は晴れて、観察日和の所が多くなりそうです。

【九州】今夜は晴れる所が多いものの、明日は雲が広がりやすくなるでしょう。

【沖縄】今夜より明日の夜の方が雲がとれて、見られるチャンスがありそうです。

各地とも、強烈な寒波の影響で、厳しい冷え込みとなるでしょう。観察の際は万全な寒さ対策をなさって下さい。暖かな飲み物を用意しておくのも良さそうです。ピークは過ぎても17日(日)頃まで見られる可能性がありますので、今日、明日とあいにくの天気の所も晴れる日には流れ星を探してみて下さい!

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吉田 友海

気象予報士

信託銀行に勤務しながら、気象予報士の資格を取得。仙台に移住し、「民放ラジオ」や「NHK山形」で気象コーナーを担当。その後、東京に戻り、「NHKラジオジャーナル」で気象キャスターを務めました。

現在は、一児の母となり、天気予報と子育てに奮闘する毎日。ラジオの気象コーナーを担当したり、テレビ局の天気原稿や地方紙のコラムも執筆しています。

土砂降りの雨の中、小さな子供を連れて歩くのは大変!暑ければ熱中症が心配だし、寒ければインフルエンザが心配。以前より天気に敏感になりました。お母さん予報士として、生活に密着した情報を伝えていきたいと思います。