浅草神社が「三社祭」の特別御朱印を頒布中止に。「暴言・恫喝また暴力に近い行為」などのマナー違反を指摘

「祈りと感謝を捧げる信仰の場である神社に対し、個人の価値観による利便性を求められる風潮となり、大変残念に思います」と公式Facebookに綴る。
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東京・浅草に初夏の訪れを告げる「三社祭」(2018年5月20日撮影)
時事通信社

東京都台東区の浅草神社が、初夏の風物詩として有名な「三社祭」に合わせた特別御朱印の頒布を中止すると、公式Facebookで発表した。

■「暴言・恫喝また暴力に近い行為に及ばれる方」も

三社祭は毎年5月に実施される浅草神社の例大祭。令和元年となる今回は、5月16日から19日まで開かれる。

浅草神社のFacebookでは、御朱印は元々お寺においてお経を収められた方に渡された証明書で、現代の神社ではそれが参拝の証になっていると説明。

元号が変わる10連休の期間中、浅草神社では「平成」「令和」の元号の特別御朱印を用意したが、想定を上回る希望者が出たため、御朱印を受けるまでに長時間並ぶ結果となった。

その際、以下のようなマナー違反の客がいたと指摘した。

・対応に当たっている神社職員や巫女に対し、暴言・恫喝また暴力に近い行為に及ぶ人々

・1人の職員を取り囲み罵声を浴びせる人

・説明をしている最中に大声を出し遮る人

・遠方より来ている事を理由に特殊な対応を求める人

・整理券をひったくるように受け取る人

・神社をサービス業と捉えて、受付時間の変更を提案する人

・「こっちはお客さんだぞ」と言う人

こうした事例を挙げて「祈りと感謝を捧げる信仰の場である神社に対し、個人の価値観による利便性を求められる風潮となり、大変残念に思います」と書いている。

その上で、三社祭に関しても「令和元年の記念すべき祭礼に合わせて多くの方に特別御朱印をお受け頂きたいところですが、先に記した今回のような事態を鑑みて、また祭礼期間中の混乱を避ける為にも、今年の三社祭特別御朱印の頒布は残念ながら見送らせて頂きます」と記している。

なお、通常の御朱印は三社祭の期間中も頒布するという。