アルジェリアの「イスラム国」系組織、フランス人殺害映像を公開

イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」の分派としてアルジェリアで活動する武装組織「カリフの兵士」は、拘束していたフランス人男性の首を切断して殺害する映像を公開した。フランスがイラクのイスラム国に対する空爆を実施したことへの報復だとしている。
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Reuters

[アルジェ 24日 ロイター] - イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」の分派としてアルジェリアで活動する武装組織「カリフの兵士」は、拘束していたフランス人男性の首を切断して殺害する映像を公開した。フランスがイラクのイスラム国に対する空爆を実施したことへの報復だとしている。

殺害されたのは仏ニース出身のエルベ・グルデル氏(55)。武装組織の1人は映像の中で「アルジェリアの『カリフの兵士』はこの男を処刑することによってフランスに罰を与え、われわれが敬愛するイスラム国を守ることを決めた」とする声明をアラビア語で読み上げた。

グルデル氏は休暇でアルジェリアを訪れていた21日に武装組織に拘束された。「カリフの兵士」は22日、拘束した同氏の映像を公開していた。

一方、フランスのオランド大統領は滞在先の米ニューヨークで、グルデル氏の死を確認するとともに、「フランスはいかなる場所であれ、テロリストと戦い続ける」と述べ、イスラム国に対する軍事作戦は続けるとの姿勢を示した。

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