石原伸晃氏と「都議会のドン」内田茂氏が引責辞任 都知事選敗北で自民都連

自民党東京都連会長の石原伸晃経済再生担当相は8月4日、都知事選敗北の責任を取り、都連会長を辞任すると表明した。

自民党東京都連会長の石原伸晃経済再生担当相は8月4日、都連幹部の会合に出席し、都知事選で自民党が推薦した増田寛也氏が敗北した責任を取り、都連会長を辞任すると表明した。時事ドットコムなど伝えた。

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石原伸晃氏(左)と内田茂氏

この日の会合では石原氏をはじめ、「都議会のドン」と呼ばれる都連幹事長の内田茂都議ら、幹部5人が辞任を表明した

石原氏は2日の記者会見で「(東京都知事)選挙に負けたから責任をとります」と発言する一方、「知事選は党本部マター。責任者は(谷垣禎一)幹事長だ」と述べ、敗北の責任は党本部と谷垣幹事長にあるとの姿勢を示していた

一方で自民党都連内からは、自民党所属であるにもかかわらず都連に反旗を翻した小池百合子都知事の処分を求める声が上がっているが、毎日新聞は「小池氏に対する除名や離党勧告などの厳しい処分は見送られる見通しだ」と伝えている。

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有権者数の分布(01 of19)
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有権者数の多さを色で表した。
投票率(02 of19)
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諸島部を除く地域の投票率を濃淡で表した。\n\n23区西部と市部が高い投票率、荒川以東の江戸川区、葛飾区や八王子市では低いことがわかる。\n\nなお、より違いを際だたせるため、実投票率の分布ではなく、順位ごと6つのグループに分割し着色している。
舛添要一氏の得票率と投票率の関係(03 of19)
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縦軸が得票率、横軸が投票率。投票率が上がれば上がるほど、得票率が下がる関係が強く現れている。舛添氏にとって低い投票率は「得」なことになる。実際の得票数でもダントツだった。相関係数は-0.82。
宇都宮健児氏の得票率と投票率の関係(04 of19)
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相関係数は0.14でほぼ相関なし。データ上では投票率と得票率は関係が薄いことになる。
細川護煕氏の得票率と投票率の関係(05 of19)
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投票率が上がれば上がるほど得票率があがる相関関係が現れている。相関係数は0.63。
田母神俊雄氏の得票率と投票率の関係(06 of19)
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投票率が上がれば上がるほど得票率が上がる相関関係がやや弱いが現れている。相関係数は0.47。
家入一真氏の得票率と投票率の関係(07 of19)
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投票率が上がれば上がるほど得票率があがる相関関係が現れている。相関係数は0.6。
ドクター中松氏の得票率と投票率の関係(08 of19)
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わずかだが投票率が上がれば上がるほど、得票率が伸びる相関関係。相関係数は0.31。
マック赤坂氏の得票率と投票率の関係(09 of19)
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わずかだが投票率が上がれば上がるほど、得票率が伸びる相関関係。相関係数は0.31。
鈴木達夫氏の得票率と投票率の関係(10 of19)
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わずかだが投票率が下がれば下がるほど、得票率が伸びる相関関係。相関係数は-0.34。
舛添要一氏の得票率分布 211万2979票(11 of19)
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全体的に得票率が高く穴がないが、人口が多く、票が割れた東京23区西部では控えめ。逆に市部では安定した強さだった。
宇都宮健児氏の得票率分布 98万2594票(12 of19)
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舛添氏とほぼ逆の色合い。23区西部で高い得票率を見せた。
細川護煕氏の得票率分布 95万6063票(13 of19)
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宇都宮氏に似た分布。反舛添氏同士で「食い合い」したか?
田母神俊雄氏の得票率分布 61万0865票(14 of19)
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圧倒的に都心部で強い。
家入一真氏の得票率分布 8万8936票(15 of19)
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同じく都心部が中心だが、田母神氏に比べ少し西にずれ、新宿区、渋谷区が多い。若いネットユーザーの影響か。
ドクター中松氏の得票率分布 6万4774票(16 of19)
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江戸川区で相対的に高くなっている。
マック赤坂氏の得票率分布 1万5070票(17 of19)
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元々の得票率が低いが、やはり都心が中心。
鈴木達男氏の得票率分布 1万2684票(18 of19)
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マック赤坂氏同様、得票率は低いが分布は真逆。都心部より市部のほうが強い。
<参考>二番手争いの可視化(19 of19)
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宇都宮氏の得票が多かった地域を紫色、細川氏を黄色にしている。宇都宮氏は都心部で細川氏を抑えきれなかったことが伺われる。