安田純平さん「自己責任であり、自業自得」帰国会見で語る

日本政府は「可能な限りの努力を続けた」と感謝
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安田純平さん
時事通信社

シリアで武装組織に拘束され、10月に帰国したフリージャーナリストの安田純平さんが11月2日、日本記者クラブで記者会見を開いた。質疑応答の中で、自己責任論について問われた安田さんは「はっきり言って自業自得」と受け入れた。

会見では、安田さんが拘束された3年4カ月の状況や解放の経緯を説明後、質疑応答に移った。進行役が代表質問として、自身への批判に対する見解を尋ねた。

これについて安田さんは、「何があったのかという事も含めて、みなさまに批判や検証いただくのは当然だと思っております」と受け入れた。一方で、誤った情報が流布している点に触れ、「あくまでも事実に基づいたものでやって(批判、検証)いただきたい」と求めた。

自己責任論についても「紛争地という場所に行く以上は、当然、自己責任と考えています」と受け入れた。その上で、次のような反省の言葉を口にした。

「日本政府が退避勧告を出している紛争地にあえて入っていく以上、相応の準備をし、何か起きた場合は自分で引き受ける態勢と、心の準備をして入るものだと思います。そういった中で自分の身に起こることに対しては、はっきり言って自業自得だと考えています」

安田さんは一方で、個人の自己責任と、政府がどう対応するかは別物だとして、「本人がどういう人かよって行政の対応が変わるとなると、民主主義国家として重大な問題です」と述べた。

政府の対応については、「やるべきことをやっていただいた。紛争地で人質になった邦人の救出や情報収集は難しい中で、可能な限りの努力を3年4カ月続けていただいたと解釈しています」と感謝した。

安田さんの回答内容は、以下の通り。

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私自身の行動によって、日本政府ならびに多くの皆様に、ご迷惑おかけした事もあるので、私自身に対して批判があるのは当然のことであると考えています。何があったのかという事も含めて、みなさまに批判や検証いただくのは当然だと思っておりますので、特に私の側から疑問はないです。

ただ、(批判が)事実に基づかないものというのもあるように思いますので、あくまでも事実に基づいたものでやっていただきたい、というお願いはあります。

自己責任については、当事者の私が述べるのは、非常に言いづらいものがあるのですが、紛争地という場所に行く以上は、当然、自己責任と考えています。紛争地において、日本政府が何かしらの救出するのは非常に厳しい環境にある。だからこそ、政府は退避勧告を出している。

そこにあえて入ってく以上、相応の準備をし、何か起きた場合は自分で引き受ける態勢と、心の準備をして入るものだと思います。そういった中で自分の身に起こることに対しては、はっきり言って自業自得であると考えています。

これは一般論になりますが、そういったことと、行政がどう対応するかは別のもので、その本人がどういう人物であるか、どういう準備をしたかと、行政がどう対応するかは全く別として存在していて、本人がどういう人かよって行政の対応が変わるとなると、民主主義国家として重大な問題であると思います。

今回の外務省の対応について、国として、行政としてやるべきことをやっていただいたと解釈しています。

紛争地で人質になった邦人の救出や情報収集は難しい中で、可能な限りの努力を3年4カ月続けていただいたと解釈しています。

解放のきっかけや経緯は分かりませんが、日本政府の原則として邦人救護は必ずやる、身代金は絶対に払わない、この2つの大原則なのですが、その範囲でできることを探っていただいたという風に解釈しています。

外務省の職員の方とも話して情報収集した内容を伺っていますが、報道されている私の近況や外務省から聞かされた私の近況は、事実と異なっています。トルキスタンの施設に独房にいる間、2部屋を使っているとか、壁が高くなっているので本人が神経質になっているとか、これは事実に基づきません。

外務省に入ってきたのは事実に基づかない情報があって、情報収集が困難だったと伺えます。この機会に、あたかも、拘束者とつながっているかのふりをして、話を持ちかけてくる人がいるので、本当に私の動きを知っている人物を選ぶのは難しい。

本当に拘束している組織に接触するのは、外務省であっても困難だったと思われます。そう理解しているので、外務省の対応に不満はありませんし、やることをやっていただいた、家族のケアもしていただいと思っています。

(外務省の方に)身元確認をされた時に、その言葉を伝えました。