人気ラッパーのカニエ・ウェストさんが大統領選に出馬表明。立候補に「高いハードル」との報道も

人気ラッパーのカニエ・ウェストさんがSNSで突然の出馬表明。トランプ大統領との友好的な関係で、批判を受けていた。
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トランプ大統領(左)と談笑するカニエ・ウェストさん(2016年撮影)
AFP=時事

秋のアメリカ大統領選に、思わぬ「旋風」が巻き起こりそうだ。

人気ラッパーのカニエ・ウェストさんが7月4日夜(現地時間)、大統領選への出馬を表明する投稿をツイートした。

「私たちは今、神を信頼し、ビジョンを一つにし、未来を築くことによって、アメリカの約束を実現しなければなりません。 アメリカ大統領に立候補します」

ツイートは瞬く間に拡散。リツイート数は40万近くに達した。(日本時間5日午後7時時点)

■熱烈なトランプ支持者だったが...

カニエさんは現在43歳で、グラミー賞を何度も受賞している。妻はリアリティ番組などで司会を務めるモデルで俳優のキム・カーダシアンさん。

カニエさんは以前から熱烈なトランプ支持者としても知られている。AFPによると、カニエさんは2018年に自身の Twitterで「トランプ氏に同意する必要はないが、私が彼を愛さないようにすることなどできない」「彼は私の兄弟だ」などと投稿していた。

NBCによると、2020年4月にもホワイトハウスでトランプ氏と面会。「アメリカを再び偉大に」というトランプ氏のセリフが書かれた帽子を着用するなど、トランプ氏に票を投じることをアピールしていた。アフリカ系アメリカ人の間で支持が低いトランプ氏との友好関係に対し、これまでに批判を受けていた。

一方で、人種差別への抗議運動「Black Lives Matter」が全米に広がる中、カニエさんは7月に人種差別や信仰を題材にした新曲「Wash Us In The Blood」を公開。ミュージックビデオには、抗議運動の映像などが使われていた。

 

■イーロン・マスク氏も「全面的に支持」

カニエさんは、大統領選への出馬の意向をこれまでにも表明していた。

2015年にはミュージックビデオの祭典「MTVビデオミュージックアワード」で「2020年に大統領に立候補することを決定しました」と表明。19年には「24年の大統領選に出馬します」と宣言していた。

ブルームバーグは、カニエさんが政党の支持なしに政治組織を構築しなければならないことなどを挙げ、「キャンペーンをゼロから開始することを含め、ほとんどの候補者にとって乗り越えることが極めて困難な立候補への高いハードルがある」と指摘した。カニエさんは現在までに、連邦選挙委員会に立候補に必要な届けを申請していない、と報じている。

テスラやスペースXのCEOとして知られる実業家イーロン・マスク氏は、カニエさんのツイートを引用した上で「私は全面的に君を支持する!」と反応した。