今年の漢字は「金」。2021年に僅差で敗れたのは?【過去の漢字一覧】

毎年恒例の「今年の漢字」が、京都・清水寺で発表されました。「金」は2016年以来4 度目です。
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2021年の「今年の漢字」
ハフポスト日本版

2021年の世相を漢字一字で表現する「今年の漢字」が12月13日、「金」に決まった。

「今年の漢字」は日本漢字能力検定協会が主催し、一般公募で最も多かった漢字が選ばれる

「漢字の日」にあたる12月12日頃に毎年、京都・清水寺で発表される。1995年から始まり、2021年で26周年を迎えた。

日本漢字能力検定協会によると、「金」が選ばれるのは2016年以来4度目。22万3773票の応募のうち、「金」が 1万422 票(4.66%)を集め、1位となった。

「金」がこれまでに「今年の漢字」に選ばれたのは、2016年、2012年、2000年。いずれもオリンピックが開催された年だ。

今年の「金」について、応募者が選んだ理由の概要として日本漢字能力検定協会が挙げたのは、以下の通り。

・コロナ禍で開催された東京オリンピック・パラリンピックで日本人選手が多数の「金」メダルを獲得した
・大谷翔平選手が大リーグMVPを満票で受賞するなどリアル二刀流でシーズンを通して活躍、さらに松山英樹選手の日本人初のマスターズ制覇、藤井聡太棋士の最年少四冠達成など、国内外でこれまで成し得なかった多くの「金」字塔が打ち立てられた
・飲食店への休業支援「金」・給付「金」、子育て世帯を対象とした臨時特別給付「金」の議論、新紙幣印刷開始や新500 円硬貨流通など、お「金」にまつわる話も数多く話題に上がった

「『金』多いな」「やはり『金』か」

「今年の漢字」に「金」が選ばれたことが発表されると、SNS上では様々な反応が上がった。

4度目の選出に「『金』多いな」「また『金』か」などの声が上がったほか、東京オリンピックで日本が史上最多の27個の金メダルを獲得したことから、「やはり『金』か」などと「金」を予想していたという人の声も上がった。

2位は「輪」。そのほかランクインしたのは?

「金」と118票差で2位だったのは「輪」だった。そのほかには、「楽」や「希」など明るいイメージの漢字のほか、2020年の「今年の漢字」に選ばれた「密」も15位に入った。

 

2 位 「輪」10,304 票(4.60%)

3 位 「楽」6,165 票(2.76%)

4 位 「変」5,605 票(2.50%)

5 位 「新」4,738 票(2.12%)

6 位 「翔」3,577 票(1.60%)

7 位 「希」2,941 票(1.31%)

8 位 「耐」2,923 票(1.31%)

9 位 「家」2,814 票(1.26%)

10 位 「病」2,812 票(1.26%)

11 位 「明」 2,709 票(1.21%)

12 位 「結」2,626 票(1.17%)

13 位 「禍」2,393 票(1.07%)

14 位 「五」2,170 票(0.97%)

15 位 「密」2,136 票(0.95%)

16 位 「幸」2,128 票(0.95%)

17 位 「復」2,068 票(0.92%)

18 位 「苦」1,840 票(0.82%)

19 位 「勝」1,796 票(0.80%)

20 位 「命」1,779 票(0.80%) 

2020年の「今年の漢字」は「密」でした。【過去一覧】

2020年の「今年の漢字」は「密」でした。1995年からの「今年の漢字」は以下の通り。

2020年:密

2019年:令

2018年:災

2017年:北

2016年:金

2015年:安

2014年:税

2013年:輪

2012年:金

2011年:絆

2010年:暑

2009年:新

2008年:変

2007年:偽

2006年:命

2005年:愛

2004年:災

2003年:虎

2002年:帰

2001年:戦

2000年:金

1999年:末

1998年:毒

1997年:倒

1996年:食

1995年:震