フィギュア坂本花織選手、どんな人?手先が器用な趣味を持つ「かおちゃん」、ジャンプは豪快

北京オリンピックのフィギュアスケート団体戦のラスト、女子シングルでノーミスの演技を披露した坂本花織選手。仲間から「かおちゃん」と呼ばれる坂本選手は一体どんな人?まとめました。
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坂本花織選手
時事通信社

北京オリンピックで注目される競技の一つ、フィギュアスケート。団体戦で、日本は銅メダルを獲得しました。

“ラスト“となる女子シングルのフリーには、坂本花織選手が起用され、ノーミスの演技を披露。

2月15日からは、個人戦である女子シングルが始まります。ショートプログラムで30番目の最終滑走となった坂本選手。

一体どんな人?まとめてみました。

戦績は?強みは?平昌に続き、2大会連続の五輪代表に

日本スケート連盟によると、坂本選手は2000年4月生まれの21歳。兵庫県出身で、神戸市に本社を置く医療機器メーカー「シスメックス」に所属している。

4歳の時、テレビドラマの影響で興味を持ち、フィギュアスケートを始めたという。2017年には世界ジュニア選手権大会で3位に入り、シニアデビュー後の2018年、平昌オリンピック代表最終選考会の全日本選手権で2位に入り、初めて日本代表に選出。この年の四大陸選手権大会でも優勝を果たした。

17歳で臨んだ平昌大会では、団体戦で女子フリーに出場。当時の自己ベストを下回る131.91点で、「自分のジャンプではなくて悔しい」と語っていた。日本は5位入賞だった。

個人戦となる女子シングルでは6位入賞だった。

坂本選手の強みは「ジャンプ」。AERA(2018年2月12日発行)は、「猛スピードで突っ込んで、そのまま飛距離のあるジャンプを跳ぶ。ジュニアの女子がコンパクトにまとめるジャンプで成功率を高めるなか、坂本だけは飛距離にこだわった」と伝えている。

朝日新聞デジタルは2021年12月28日、元フィギュアスケート選手の鈴木明子さんの話として、「彼女の強みはジャンプの入りから降りるまでスピードが落ちずに次の動きにつなぎ、流れを作れるところ」と伝えている。

「かおちゃん」、どんな人?趣味は「手芸」インスタに披露も

同じシスメックス所属のフィギュアスケート選手、三原舞依選手とは「親友でもあり、ライバルでもある」という。

フジテレビによると、三原選手は坂本選手について「かおちゃん」と呼び、「一緒に毎日練習できているのも凄く嬉しいですし、応援しながらも、一緒に頑張りたいなって思っています」と語っている。

三原選手は惜しくもオリンピック代表を逃したが、「かおちゃんが五輪に出られることが嬉しい」とも語ったという。

そんな坂本選手の趣味は「手芸」。新型コロナウイルスの感染が拡大していた2020年5月には、所属するシスメックスの公式インスタグラムにメッセージとともに作品を披露している。

坂本選手が作ったとみられる手芸作品や完成させたジグゾーパズルなどの写真4枚を投稿し、次のようなメッセージをつづっている。

「皆様、いかがお過ごしでしょうか。私は長時間家にいることに慣れていないため“うずうず”していますが、色んな種類のパズルや手芸をしておうち時間を過ごしています。パズルはいつの間にか集中していてあっという間に時間が経っているということが多いです!つまみ細工も大きいサイズのものをいずれは作りたいなと思っています!まだまだ大変な状況は続きますが、どうぞご自愛ください」