2020年東京オリンピック・エンブレムは著作権侵害? 専門家の見方

2020年東京オリンピックのエンブレムがベルギーの劇場のものに「似ている」問題、法律の専門家の意見は?

2020年に開催される東京オリンピックのエンブレムについて、ベルギーのデザイナーが法的措置を取ることを明らかにした問題について、知的財産法を専門とする神戸大学大学院法学研究科・教授の島並良さんが、Twitterに投稿。「著作権侵害が明らかなケースではないように思う」と結論づけている。

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1964年東京オリンピックのロゴ

著作権に詳しい福井健策弁護士もNHKの取材に対し、法的に問題はないのではないか、と見ている。

福井弁護士は、今回のエンブレムのデザインについて、「『TOKYO2020』という文字や、オリンピックのマークもセットで使われているので、これを見て東京オリンピックのマークだと思う人はいても、似ていると指摘されている劇場のマークと混同する人が出ることは考えにくく、商標権の侵害にあたる可能性は低い」と、法的には問題がないのではないかとの見解を示しています。

組織委員会「問題ない IOCも同じ見解」 NHKニュース 2015/07/30)

五輪エンブレム
2020年東京(夏季)=後に撤回(01 of10)
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【東京オリンピック】佐野研二郎氏デザインの公式エンブレムを正式撤回 「国民の理解得られない」 (credit:2020年東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会)
2020年東京(夏季)=新しく制定(02 of10)
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東京オリンピック新エンブレム、A案「組市松紋」に決まる(画像) (credit:2020年東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会)
2018年平昌(冬季)(03 of10)
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2016年リオデジャネイロ(夏季)(04 of10)
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2014年ソチ(冬季)(05 of10)
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2012年ロンドン(夏季)(06 of10)
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2010年バンクーバー(冬季)(07 of10)
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2008年北京(夏季)(08 of10)
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1996年アトランタ(夏季)(09 of10)
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1972年札幌(冬季)(10 of10)
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