台風12号の影響長引く 九州四国は大雨警戒

2日午前6時現在、台風12号は東シナ海をゆっくりと北上中。九州と四国はすでに大雨となっている所があり、さらに今日から明日にかけても局地的に非常に激しく降る恐れ。
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HIMEJI, JAPAN - JUNE 22: Japanese women dressed in 'Yukata' summer kimono's walk in a heavy rain during the annual Himeji Yukata Festival on June 22, 2014 in Himeji, Japan. Yukata is a casual summer version of kimono, traditionally made of cotton instead of silk. The Himeji Yukata Festival was started by Himeji lord Sakakibara Masamune over 250 years ago. (Photo by Buddhika Weerasinghe/Getty Images)
Buddhika Weerasinghe via Getty Images

2日午前6時現在、台風12号は東シナ海をゆっくりと北上中。九州と四国はすでに大雨となっている所があり、さらに今日から明日にかけても局地的に非常に激しく降る恐れ。土砂災害、川の増水や氾濫に一層の警戒を。

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台風12号 動きが遅い

台風12号の特徴は、中心から離れた所(特に東~南側)で雨・風が強いこと。

九州と四国には活発な雨雲がかかり続けています。

午前8時までの24時間に

高知県の鳥形山で388ミリ、

愛媛県の成就社で 276.5ミリ、

宮崎県の神門で256ミリなど、

山の南~南東側の斜面を中心に大雨となっていて、

土砂災害の危険性が高くなっている所もあります。

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四国に活発な雨雲

この台風の動きは遅いため、

九州と四国は今日このあとも活発な雨雲がかかり、

同じような所で断続的に激しい雨が降る恐れがあります。

明日3日の午前6時までの24時間に降る雨の量は、いずれも多い所で、

九州南部で150ミリ

九州北部と四国で250ミリと予想されています。

雨は明日にかけても続き、さらに雨の量が増える見込みです。

これまでの大雨で地盤の緩んでいる所もあり、土砂災害に一層の警戒が必要です。

川の増水や氾濫、低い土地の浸水にも警戒して下さい。

これまでの大雨で、電車の運転見合わせや高速道路の通行止めなど、

交通機関に影響が出ており、さらに拡大する可能性もあります。

気象情報にくわえ、交通情報にもお気をつけ下さい。

また、九州の東シナ海側を中心に、強い風、高い波にも十分な注意が必要です。

■ 台風から離れていても、大雨に注意

台風周辺の暖かく湿った空気の影響で、全国的に大気の不安定な状態が続いています。

昨日の午後は本州の所々で雨雲が発達。

福島県の南相馬市では1時間に約100ミリの雨が降ったとみられ、

「記録的短時間大雨情報」が発表されました。

今日も、中国地方から東北地方にかけて、午後はあちらこちらで雨や雷雨になる見込み。

特に、関東甲信では局地的に非常に激しい雨が降る恐れもあります。

屋外のレジャーは、空模様の急な変化に十分にお気をつけ下さい。

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戸田よしか

気象予報士

よろしくおねがいします。