バンクシーの作品かもしれない絵、東京都庁で展示される 2週間限定

バンクシー本人に絵について問い合わせをしているが、返事はなく、本物かどうかは確認できていない。
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東京都庁で展示が始まったバンクシーの作品に似たネズミの絵。小池百合子知事も様子を見に来た=4月25日、東京都新宿区
時事通信社

正体不明のストリートアーティスト、バンクシーが描いた可能性がある作品が4月25日、東京都庁で展示された。5月8日まで、2週間限定で一般公開されるという。

問題の絵は、20cm四方ほどの大きさ。バンクシー作品に頻出するネズミが、傘を差してカバンを持っている。

新交通システム「ゆりかもめ」日の出駅(江東区)の近くにある都所有の防潮扉に描かれていた絵で、2019年1月に情報提供を受けた東京都が防潮扉のパネルを撤去、倉庫に保存していた。

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都庁提供

小池百合子都知事は4月19日の会見で、「東京都として公共物への落書きを容認しているわけではない」と前置きした上で、「世間の関心も高いことから、一定期間、絵の実物を見ていただく機会を設けることといたしました」と説明。

産経ニュースによると、小池知事は「本人宛てにダイレクトメッセージを送ったが返事がない」と明かしており、作品が本物かどうかは確認できていない。

バンクシー作品とみられる絵は、東京都新宿区にある都庁第1本庁舎2階の北側出入口付近に展示されている。