タイの寺院でトラの子供の死体40体 なぜ?

タイの「タイガー・テンプル」で動物虐待の疑い。
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Abbot Phra Acharn Phoosit Khantidharo between tigers, Wat Pa Luangta Bua Yannasampanno Forest Monastery, Tiger Temple, Kanchanaburi, Thailand
Ingolf Pompe / LOOK-foto via Getty Images

トラを敷地内に飼っている寺院として有名な「タイガー・テンプル」で、トラの死体が40体見つかった。BBCなどが報じた。いずれも子供のトラとみられ、冷凍庫に入れられていたという。

「タイガー・テンプル」は敷地内のトラと一緒に写真を撮ることができ、観光客に人気の施設。130頭以上のトラがいたが、近年、密売や動物虐待などの疑いがかけられていた。自然保護団体によると、寺院では違法にトラの繁殖も行われいてた模様だが、寺院側は否定している。タイ当局が1日までに、寺院に立ち入り、トラの保護に乗り出していた。

現地のフォトジャーナリストが、発見されたトラの写真をTwitter上で投稿している。

ロイターによると、トラは台所の冷凍庫にいた。取材に対して、調査関係者は「何か寺院側にとって価値はあったのだろうが、なぜ(冷凍庫に保存していたかは)不明だ」と答えている。寺院に対しては、「動物にとって地獄の場所」という批判が上がっている。