理研ってどんな組織? 小保方晴子さんのSTAP細胞で揺れる「科学者の楽園」

STAP細胞を発表した小保方晴子さんが在籍することで、一躍有名になった理化学研究所(理研)。ノーベル賞を受賞した野依良治氏が理事長を務めるなど多数の科学者を擁する日本有数の巨大研究機関だ。大正時代に産声を挙げてから、まもなく創立100年を迎える歴史があるが、実際にはどんな組織なのか。改めて調べてみた。
|
Open Image Modal
Wikimedia

「STAP細胞」の論文を巡って、小保方晴子ユニットリーダーの「研究不正」を認定するなど、激震が続く理化学研究所(理研)。ノーベル賞を受賞した野依良治氏が理事長を務めるなど、多数の科学者を擁する日本有数の巨大研究機関だ。

大正時代に産声を挙げ、2017年には創立100年を迎える歴史がある。仙台、つくば、名古屋、神戸など全国に8つの主要拠点を持ち職員約3500人。バイオテクノロジーから物理学まで自然科学のあらゆる分野を研究し、兵庫県佐用町には世界最高の性能を誇る大型放射光施設「SPring-8(スプリングエイト)」を擁する。

2013年度予算は約844億円で、人口20万人の自治体に匹敵。その9割以上が税金から捻出されているが、実際にはどんな組織なのか。改めて調べてみた。

反論会見をする小保方晴子さん
STAP細胞/会見する小保方氏 (01 of10)
Open Image Modal
新しい万能細胞「STAP(スタップ)細胞」の論文問題で、記者会見する理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダー=2014年4月9日午後、大阪市内のホテル (credit:時事通信社)
STAP細胞/会見する小保方氏 (02 of10)
Open Image Modal
新しい万能細胞「STAP(スタップ)細胞」の論文問題で、記者会見する理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダー=2014年4月9日午後、大阪市内のホテル (credit:時事通信社)
STAP細胞/会見する小保方氏 (03 of10)
Open Image Modal
新しい万能細胞「STAP(スタップ)細胞」の論文問題で、記者会見する理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダー=2014年4月9日午後、大阪市内のホテル (credit:時事通信社)
STAP細胞/会見する小保方氏 (04 of10)
Open Image Modal
新しい万能細胞「STAP(スタップ)細胞」の論文問題で、記者会見する理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダー=2014年4月9日午後、大阪市内のホテル (credit:時事通信社)
STAP細胞/会見する小保方氏 (05 of10)
Open Image Modal
新しい万能細胞「STAP(スタップ)細胞」の論文問題で、記者会見する理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダー=2014年4月9日午後、大阪市内のホテル (credit:時事通信社)
STAP細胞/会見する小保方氏 (06 of10)
Open Image Modal
新しい万能細胞「STAP(スタップ)細胞」の論文問題で、記者会見する理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダー=2014年4月9日午後、大阪市内のホテル (credit:時事通信社)
STAP細胞/会見する小保方氏 (07 of10)
Open Image Modal
新しい万能細胞「STAP(スタップ)細胞」の論文問題で、記者会見する理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダー=2014年4月9日午後、大阪市内のホテル (credit:時事通信社)
STAP細胞/会見する小保方氏 (08 of10)
Open Image Modal
新しい万能細胞「STAP(スタップ)細胞」の論文問題で、記者会見する理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダー=2014年4月9日午後、大阪市内のホテル (credit:時事通信社)
STAP細胞/会見する小保方氏 (09 of10)
Open Image Modal
新しい万能細胞「STAP(スタップ)細胞」の論文問題で、記者会見する理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダー=2014年4月9日午後、大阪市内のホテル (credit:時事通信社)
STAP細胞/会見する小保方氏 (10 of10)
Open Image Modal
新しい万能細胞「STAP(スタップ)細胞」の論文問題で、記者会見する理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダー=2014年4月9日午後、大阪市内のホテル (credit:時事通信社)

■ビタミン剤から原爆まで研究した「科学者の楽園」

理研の発案者は、アドレナリンの結晶化に初成功したことで世界的な名声を博していた科学者の高峰譲吉だった。1913年(大正2年)、彼は大物実業家の渋沢栄一に次のように訴えたという。

「今日までの世界は、機械工業の時代であったが、今後は化学工業の競争の時代になる、ドイツはカイザー・ウィルヘルム協会を、アメリカはロックフェラー研究所やカーネギー研究所を設置した。日本も独創的な化学研究をやるためには、研究所を作る必要がある、力になってほしい」

(「北九州イノベーションギャラリー|Kitakyushu Innovation Gallery & Studio [KIGS]」)

これがきっかけとなり、国会の決議を経て、1917年(大正6年)に財団法人「理化学研究所」が東京都文京区に設立された。設立者総代は渋沢栄一。日本の産業発展を目的として、皇室からの御下賜金、政府からの補助金、民間からの寄付金をもとに、半官半民の組織となった。

1921年(大正10年)に第3代所長となった大河内正敏は主任研究員制度を導入。各帝国大学に研究室を置くのも自由とし、理研からの研究費で研究員を採用することを許可した。

その結果、ノーベル物理学賞を受賞した湯川秀樹、朝永振一郎など日本を代表する科学者が在籍。様々な研究業績を生み出した。朝永振一郎は後に理研時代を振り返り「科学者の自由な楽園」と評して、次のように書いている。

科学者というのは、生活面でぜいたくをしようなどという望みはあまりないのである。ぜいたくをするなら、研究面でさせてもらった方がいい。そして、理研には研究の自由があった。具体的にいえば、研究について外から指示命令などもちろんないし、その上講義の義務がない、先生気分にならないですむというありがたい特典があった。しかつめらしいはなしになるが、よくいわれる学閥などというものも見当らない。

(加藤八千代「朝永振一郎博士、人とことば」共立出版)

しかし、自由な研究をするためには莫大な予算がかかる。そこで大河内所長は一計を案じて、研究成果を積極的に商品化してその儲けを研究費に充当することにした。

「自由と平等」で組織を活性化した大河内は、そのエネルギーを技術移転による製品開発に向けた。財政難は深刻だ。「理研を食わせる」ためには商売をためらわなかった。鈴木梅太郎門下の研究員・高橋克己がタラの肝油からビタミンAを抽出するのに成功すると、直ちに量産化を命じた。高橋は夜を昼になして研究を重ね、わずか4か月で工業化に成功する。「理研ビタミン」として売り出すと大当たり。大河内は高橋に年額10万円以上の報奨金を与えた。大正末期、総理大臣の年俸が1万2千円ほどだから、10万円は現代の「億」のお金に相当するだろう。成功者には惜しみなく「分け前」を与えた。

研究所とはいえ閉ざされた「象牙の塔」にはほど遠い。理研は、ビタミン剤や合成酒、アルマイト、陽画感光紙といった「ヒット製品」を次々と世に送り出し、傘下に「理研化学興業(株)」を中心とする事業体を抱え、63社、121工場を擁する一大コンツェルンへと成長していく。

田中角栄を歩く | Web草思)

このときに生まれた理研系のメーカーは理研コンツェルンと呼ばれ、戦前の15財閥の1つに数えられた。現在も続いているメーカーには、事務機器メーカーの「リコー」、「ふえるわかめちゃん」で有名な「理研ビタミン」、ピストンリングの「リケン」などがある。

太平洋戦争直前から、理研は原爆開発に着手していたが1945年の東京大空襲の結果、研究続行は不可能になった。まもなく広島と長崎にアメリカ製の原爆が投下。日本は終戦を迎えた。

昭和16年4月、日米開戦を目前にした陸軍は、当時、東京駒込にあった理化学研究所仁科研究室に原子爆弾の開発を正式に依頼する。仁科研究室には後にノーベル賞を受賞する朝永振一郎をはじめとする優秀な科学者が集まる。この極秘プロジェクトは仁科の頭文字から“二号研究”と名付けられた。

(テレビ朝日|原爆 63年目の真実

■財閥解体も税金投入で復活

旧日本軍に協力していた理研は、当然のごとくGHQに目をつけられた。1946年に財閥解体をされたことで、理研コンツェルンはバラバラになった。大河内も戦犯として巣鴨拘置所に収容され、公職追放を受けて所長を辞任した。

理研本体もいったんは解散。1948年に株式会社「科学研究所」に改組する。その後、紆余曲折を経て当時の研究部門だけが分離し、1958年に特殊法人「理化学研究所」として以前の名前が復活した。2003年に文部科学省の管轄下にある独立行政法人となった。

現在では、全国に8つの主要拠点を持ち職員数は約3500人。蓮舫・参院議員が「2位じゃだめなんでしょうか?」と発言したことで話題となったスーパーコンピューター「(けい)」も理研のプロジェクトだ。年間約800億円の巨額の予算が投じられているが、その90%以上を税金から賄っているのが実態だ。MSN産経ニュースは以下のように報じている。

本部の埼玉県和光市では脳科学、横浜ではゲノム解析、神戸ではSTAP論文筆頭著者の小保方(おぼかた)晴子研究ユニットリーダー(30)らが所属する発生・再生科学総合研究センターでバイオなどを研究。大型放射光施設「スプリング8」(兵庫県佐用町)も理研の施設だ。研究者ら3557人を擁し、予算は、年間約834億円(26年度)もの巨額が投じられている。

(MSN産経ニュース『窮地に立つ「科学者の楽園」 批判続々、他研究にまで“疑惑の目”』2014.4.2 12:58)

研究成果を商品にして売るのではなく、税金から捻出することで戦前のような「科学者の楽園」を復活させた理研。政府が最高レベルの研究を目指して新設する「特定国立研究開発法人」に指定される見込みだった。これは、研究者に対してこれまで以上に高額な報酬を支払うことができる制度だが、STAP細胞の論文に捏造問題が浮上したことで暗雲が持ち上がっている。自民党の望月義夫氏は党本部で以下のように答えた。

望月氏は理研の調査委員会が新型万能細胞「STAP細胞」の論文の不正を認定したことを受け、「指定により国民の税金が相当使われることになる」と指摘。理研の今後の対応を見極めた上で判断すべきだとの考えを示した。

(MSN産経ニュース『理研の特定法人指定「今国会は困難」 自民行革本部長』2014/04/03 18:56 )

小保方さんとSTAP細胞をめぐる問題は、創立100年を前に「理研」という巨大組織の屋台骨を揺るがしている。

理研のPRアニメ「播磨サクラ」画像集
(01 of24)
Open Image Modal
播磨サクラPC壁紙02 by uki\nHarima Sacla / PC Wallpaper 02 by uki\n\nhttp://xfel.riken.jp/pr/sacla/?cat=3
(02 of24)
Open Image Modal
播磨サクラPC壁紙03 by 神風動画\nHarima Sacla / PC Wallpaper 03 by Kamikazedouga\n\nhttp://xfel.riken.jp/pr/sacla/?cat=3
(03 of24)
Open Image Modal
播磨サクラiOS7壁紙04 by 古比蓮人(こひ・れんと)\nHarima Sacla / PC Wallpaper 04 by Rento Kohi\n\nhttp://xfel.riken.jp/pr/sacla/?cat=3
(04 of24)
Open Image Modal
播磨サクラPC壁紙05 by 神風動画\nHarima Sacla / PC Wallpaper 05 by Kamikazedouga\n\nhttp://xfel.riken.jp/pr/sacla/?cat=3
(05 of24)
Open Image Modal
播磨サクラiOS7壁紙06 by 古比蓮人(こひ・れんと)\nHarima Sacla / PC Wallpaper 06 by Rento Kohi\n\nhttp://xfel.riken.jp/pr/sacla/?cat=3
(06 of24)
Open Image Modal
播磨サクラPC壁紙07 by 神風動画\nHarima Sacla / PC Wallpaper 07 by Kamikazedouga\n\nhttp://xfel.riken.jp/pr/sacla/?cat=3
(07 of24)
Open Image Modal
播磨サクラiOS7壁紙08 by 古比蓮人(こひ・れんと)\nHarima Sacla / PC Wallpaper 08 by Rento Kohi\n\nhttp://xfel.riken.jp/pr/sacla/?cat=3
(08 of24)
Open Image Modal
播磨サクラPC壁紙09 by 神風動画\nHarima Sacla / PC Wallpaper 09 by Kamikazedouga\n\nhttp://xfel.riken.jp/pr/sacla/?cat=3
(09 of24)
Open Image Modal
播磨サクラiOS7壁紙10 by 古比蓮人(こひ・れんと)\nHarima Sacla / PC Wallpaper 10 by Rento Kohi\n \nhttp://xfel.riken.jp/pr/sacla/?cat=3
(10 of24)
Open Image Modal
播磨サクラPC壁紙11 by 神風動画\nHarima Sacla / PC Wallpaper 11 by Kamikazedouga\n\nhttp://xfel.riken.jp/pr/sacla/?cat=3
(11 of24)
Open Image Modal
播磨サクラiOS7壁紙12 by 古比蓮人(こひ・れんと)\nHarima Sacla / PC Wallpaper 12 by Rento Kohi\n \nhttp://xfel.riken.jp/pr/sacla/?cat=3
(12 of24)
Open Image Modal
播磨サクラPC壁紙13 by 神風動画\nHarima Sacla / PC Wallpaper 13 by Kamikazedouga\n\nhttp://xfel.riken.jp/pr/sacla/?cat=3
(13 of24)
Open Image Modal
播磨サクラiOS7壁紙14 by 古比蓮人(こひ・れんと)\nHarima Sacla / PC Wallpaper 14 by Rento Kohi\n\nhttp://xfel.riken.jp/pr/sacla/?cat=3
(14 of24)
Open Image Modal
播磨サクラPC壁紙15 by 神風動画\nHarima Sacla / PC Wallpaper 15 by Kamikazedouga\n\nhttp://xfel.riken.jp/pr/sacla/?cat=3
(15 of24)
Open Image Modal
播磨サクラiOS7壁紙16 by 古比蓮人(こひ・れんと)\nHarima Sacla / PC Wallpaper 16 by Rento Kohi\n\nhttp://xfel.riken.jp/pr/sacla/?cat=3
(16 of24)
Open Image Modal
播磨サクラPC壁紙17 by 神風動画\nHarima Sacla / PC Wallpaper 17 by Kamikazedouga\n\nhttp://xfel.riken.jp/pr/sacla/?cat=3
(17 of24)
Open Image Modal
播磨サクラPC壁紙18 by 古比蓮人(こひ・れんと)\nHarima Sacla / PC Wallpaper 18 by Rento Kohi\n\nhttp://xfel.riken.jp/pr/sacla/?cat=3
(18 of24)
Open Image Modal
播磨サクラPC壁紙19 by 神風動画\nHarima Sacla / PC Wallpaper 19 by Kamikazedouga\n\nhttp://xfel.riken.jp/pr/sacla/?cat=3
(19 of24)
Open Image Modal
播磨サクラPC壁紙20 by macchiro\nHarima Sacla / PC Wallpaper 20 by macchiro\n\nhttp://xfel.riken.jp/pr/sacla/?cat=3
(20 of24)
Open Image Modal
播磨サクラPC壁紙21 by 神風動画\nHarima Sacla / PC Wallpaper 21 by Kamikazedouga\n\nhttp://xfel.riken.jp/pr/sacla/?cat=3
(21 of24)
Open Image Modal
播磨サクラPC壁紙22 by 虎硬\nHarima Sacla / PC Wallpaper 22 by toraco\n\nhttp://xfel.riken.jp/pr/sacla/?cat=3
(22 of24)
Open Image Modal
播磨サクラPC壁紙01 by 神風動画\nHarima Sacla / PC Wallpaper 01 by Kamikazedouga\n\nhttp://xfel.riken.jp/pr/sacla/?cat=3
(23 of24)
Open Image Modal
播磨サクラPC壁紙23 by 神風動画\nHarima Sacla / PC Wallpaper 23 by Kamikazedouga\n\nhttp://xfel.riken.jp/pr/sacla/?cat=3
(24 of24)
Open Image Modal
播磨サクラPC壁紙24 by MIRAI FILM & 古比蓮人(こひ・れんと)\nHarima Sacla / PC Wallpaper 24 by MIRAI FILM & Rento Kohi\n\nhttp://xfel.riken.jp/pr/sacla/?cat=3
ハフィントンポスト日本版はFacebook ページでも情報発信しています

日本人のノーベル賞受賞者
湯川秀樹さん(1949年・物理学賞)(01 of17)
Open Image Modal
中間子の存在の予想で受賞。\n\n自宅の庭でくつろぐ湯川秀樹京大名誉教授とスミ夫人(京都市左京区の自宅、撮影日:1977年01月22日) (credit:時事通信社)
朝永振一郎さん(1965年・物理学賞)(02 of17)
Open Image Modal
量子電気力学分野での基礎的研究でノーベル物理学賞授賞。受賞式後、記者会見で金メダルを見せる(右から)朝永振一郎博士、領子夫人、藤岡由夫埼玉大学長(東京・港区のスウェーデン大使館、撮影日:1965年12月10日) (credit:時事通信社)
川端康成さん(1968年・文学賞)(03 of17)
Open Image Modal
『伊豆の踊子』『雪国』など、日本人の心情の本質を描いた繊細な表現による叙述の卓越さが認められ、受賞。\n\nノーベル賞受賞の喜びに顔をほころばす川端康成氏(神奈川・鎌倉市の自宅、撮影日:1968年10月17日) (credit:時事通信社)
江崎玲於奈さん(1973年・物理学賞)(04 of17)
Open Image Modal
半導体におけるトンネル効果の実験的発見\n\n1973年ノーベル物理学賞受賞 (駐日スウェーデン大使館で行われたノーベル賞受賞祝賀会に出席。東京・六本木のスウェーデン大使館、撮影日:2008年11月26日) (credit:時事通信社)
佐藤栄作元首相(1974年・平和賞)(05 of17)
Open Image Modal
非核三原則の提唱で受賞。\n\n三木武夫首相(右)にノーベル平和賞のメダルと賞状を披露する佐藤栄作元首相(東京・首相官邸、撮影日:1974年12月27日) (credit:時事通信社)
福井謙一さん(1981年・化学賞)(06 of17)
Open Image Modal
化学反応過程の理論的研究\n\nノーベル化学賞受賞の喜びを語る福井謙一京大教授(左)と友栄夫人(京都市左京区の自宅で、撮影日:1981年10月19日) (credit:時事通信社)
利根川進さん(1987年・医学・生理学賞)(07 of17)
Open Image Modal
多様な抗体を生成する遺伝的原理の解明\n\nノーベル医学・生理学賞の受賞が決まり、マサチューセッツ工科大学での祝賀会で真由美夫人(右)と乾杯する利根川進教授(アメリカ、撮影日:1987年10月12日) (credit:時事通信社)
大江健三郎さん(1994年・文学賞)(08 of17)
Open Image Modal
『個人的な体験』『万延元年のフットボール』など、詩的な言語を用いて現実と神話の混交する世界を創造し、窮地にある現代人の姿を、見る者を当惑させるような絵図に描いた功績。\n\n1994年度ノーベル文学賞受賞 (駐日スウェーデン大使館で行われたノーベル賞受賞祝賀会に出席。東京・六本木のスウェーデン大使館、撮影日:2008年11月26日) (credit:時事通信社)
白川英樹さん(2000年・化学賞)(09 of17)
Open Image Modal
導電性高分子の発見と発展\n\n講演する白川英樹博士・筑波大名誉教授(東京都世田谷区の東京都市大学、撮影日:2013年12月18日) (credit:時事通信社)
野依良治さん(2001年・化学賞)(10 of17)
Open Image Modal
キラル触媒による不斉反応の研究で、2001年に化学賞を受賞。\n\n分子模型を前に、研究について記念講演を行うノーベル化学賞受賞の野依良治名古屋大学大学院教授(名古屋市西区のウェスティンナゴヤキャッスル、撮影日:2001年12月26日) (credit:時事通信社)
田中耕一さん(2002年・化学賞)(11 of17)
Open Image Modal
生体高分子の同定および構造解析のための手法の開発\n\n島津製作所フェロー 2002年ノーベル化学賞受賞者 (京都市中京区の島津製作所本社、撮影日:2010年10月06日) (credit:時事通信社)
小柴昌俊さん(2002年・物理学賞)(12 of17)
Open Image Modal
天体物理学、特に宇宙ニュートリノの検出に対するパイオニア的貢献で受賞。\n\n講演会で参加者の質問に答えるノーベル物理学賞受賞の小柴昌俊東京大学名誉教授(東京・文京区の東大、撮影日:2007年02月17日) (credit:時事通信社)
益川敏英さん(2008年・物理学賞)(13 of17)
Open Image Modal
小林・益川理論とCP対称性の破れの起源の発見による素粒子物理学への貢献\n\nヒッグス粒子とみられる新粒子発見の発表を受け、感想を語るノーベル物理学賞受賞者の益川敏英さん(名古屋市千種区の名古屋大、撮影日:2012年07月04日) (credit:時事通信社)
小林誠さん(2008年・物理学賞)(14 of17)
Open Image Modal
小林・益川理論とCP対称性の破れの起源の発見による素粒子物理学への貢献\n\nヒッグス粒子提唱者のノーベル物理学賞決定を受け、記者会見する高エネルギー加速器研究機構の小林誠特別栄誉教授(茨城県つくば市の同機構、撮影日:2013年10月08日) (credit:時事通信社)
下村脩さん(2008年・化学賞)(15 of17)
Open Image Modal
緑色蛍光タンパク質 (GFP) の発見と生命科学への貢献。\n\nノーベル賞授賞式への出発前に、妻明美さん(左)と言葉を交わす化学賞の下村脩・元米ウッズホール海洋生物学研究所上席研究員(スウェーデン・ストックホルム市内のホテル、撮影日:2008年12月10日) (credit:時事通信社)
鈴木章さんと根岸英一さん(2010年・化学賞)(16 of17)
Open Image Modal
クロスカップリングの開発。\n\n北海道大学触媒化学研究センターの特別招聘(しょうへい)教授の称号記を授与され、握手するノーベル化学賞を受賞した同大学名誉教授の鈴木章さん(左)と米パデュー大学特別教授の根岸英一さん(北海道札幌市、撮影日:2010年12月23日) (credit:時事通信社)
山中伸弥さん(2012年・医学・生理学賞)(17 of17)
Open Image Modal
iPS細胞の作製\n\n京都大学教授、医学者 2012年度ノーベル医学・生理学賞受賞 2012年度文化勲章受章 (春の園遊会で。東京・元赤坂の赤坂御苑、撮影日:2013年04月18日) (credit:時事通信社)