投票したら本10%オフ、プリンのプレゼント。「#選挙割」の店舗が続々【東京都議選】

投開票日まで1週間を切った東京都議会選挙。書店やカフェなど店舗での「選挙割」が話題です。

「#選挙割 はじめました!」

東京都議会選の投開票日(7月4日)が近づく中、投票した人に特典サービスを提供する取り組みが広がっています。

「マルジナリア書店」(東京都府中市)は6月26日、店独自に「選挙割」をスタートしたことをTwitterで報告しました。

<#選挙割 はじめました!

投票済証明書を提示していただくと、10%オフです。

期間は7月11日までです。>

ツイートと一緒にシェアされた写真には、「全品10% OFF」と書かれた貼り紙が写っています。

オーナーの小林えみさんによると、30歳以下の若い世代に向けてInstagramなどを使ってニュースや社会問題を伝えているメディア「NO YOUTH NO JAPAN」の活動に触発され、「選挙割」を始めたといいます。

小林さんは「選挙に行っても何も変わらないと思いがちですが、市民が政治に参加しないことは大変な結果を招きかねません。『投票する』行為を手放さないことの動機づけになればと思いました」と、サービスに込めた思いを語ります。

既に期日前投票を終えたお客さんが、投票済証明書を持って店を訪れているといいます。

「仕事や家事などで日々忙しく、普段なかなか政治について考えられない人でも、投票は政治参加する一つのきっかけになります。お客さんの中には小中学生など若い世代の人も多いので、選挙割の貼り紙を見て、『投票って行くものなんだ』と自然に思ってもらえたら」(小林さん)

マルジナリア書店のほかにも、都議選の投票に行った人への特典をお知らせしている店舗があります。

豊島区の喫茶店「KAKULULU」は、投票済証明書の提示で、「小さな生ビール」「ブラジル・プリン」のどちらかをプレゼントするとツイートしています。

「ママノチョコレート」(港区)は、「お好きなカードチョコレート1枚をプレゼント」とTwitterで発信しています。

マルジナリア書店の取り組みは、SNSでも話題に。

「何これすごく素敵……もっと広まってほしい!」「この企画は凄すぎる!」などのコメントが寄せられています。