衆院選の日程はいつ?“予想”より前倒しになった理由「思い切ってコロナ・経済対策できないか」と岸田首相

衆院解散から投開票までの日数はわずか17日。岸田首相はどう説明したのか
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岸田首相
Anadolu Agency via Getty Images

衆議院の解散総選挙が開かれる。岸田文雄首相は10月4日の首相就任会見で、日程を次のように示した。

衆議院の解散:10月14日

公示:10月19日

投開票:10月31日

日程をめぐっては当初、報道各社が11月7日の投開票が有力と報じていたが、予想よりも前倒しとなった。

衆院解散から投開票までの日数はわずか17日。

岸田首相は記者会見で「選挙事務の準備期間が非常に短いため、コロナワクチンの接種にご尽力いただいている自治体の皆様にはご負担をおかけ致しますが、何卒よろしくお願いをしたいと思います」と理解を求めた。

なぜ10月中の投開票?

準備期間を短くしてまで、なぜ投開票日を10月中にするスケジュールにしたのか。

質疑応答で記者からは「コロナの感染状況が落ち着いている時期に実施したいという考えがあったのか。また、眞子さまが結婚される10月26日と公示日が重ならないよう配慮があったのか」という質問が出た。

これに対して岸田首相は「衆議院議員の任期は10月21日です。衆議院議員の空白をできるだけ短くしなければならない。これは当然のこと」と回答。

その上でこう説明した。

「これから本格的にコロナ対策や経済対策を進めていかなければいけない。その際にまず、国民の皆さんに岸田に任せていいのかどうかをしっかりとご確認いただき、国民の皆さんの意思や思いを背景に、思い切ってコロナ対策や経済対策を行うことができないか。そういった思いから日程を決めた」

コロナ感染がまた広まらない内に選挙を急いだのかという点については「コロナの状況も当然念頭に置いて、国民の皆さんに、選挙に向けてしっかりとした思いを表明していただける環境は大事」と否定しなかった。