れいわ新選組が議席獲得。山本太郎代表「風穴をあける存在が必要だった」【参院選】

れいわ新撰組が比例区で1議席獲得。「特定枠」1位に立候補していた舩後靖彦氏が当選確実となった。
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品川駅前で街頭演説をする「れいわ新選組」の山本太郎代表。右は応援に訪れた脳科学者の茂木健一郎さん(東京都港区)
時事通信社

参院選の開票が7月21日午後8時に始まり、れいわ新撰組が比例区で1議席獲得が決まり、「特定枠」1位に立候補していた舩後靖彦(ふなご・やすひこ)氏が当選確実となった。NHKと朝日新聞デジタルが報じた。

比例区に立候補した山本太郎代表は、れいわ新撰組の開票センターから午後8時40分からTBSの報道番組の中継に出演。

さらに議席を獲得するかは「まだわからない」とするも、議席獲得に至った理由について、「皆さんが期待をかけてくださってることだろうと思っています」と話した。

「今回のこの1議席、2議席に議席でとどまるかは蓋を開けて見ないとわからない。これまでこんな戦い方をした人はいませんよね。おそらく私が旗をあげたときは1議席も危ういかもしれないなんてことを考えられた方も多いと思うんですけれども。実際は2議席にリーチしそうな状況が今のところで見えているということで、この先はまだわからない」 

また、結果から有権者のどのような思いが表層に浮かび上がったか、と問われると、「ある意味で、今回の選挙の争点といってもいいと思っている」と回答。

「格差だと思います。一握りの人だけが豊かになっていく社会の中で、消費税を増税していく。結局消費税が何に使われるかと言ったら、一部には社会保障に使われているが、そのほとんどが法人税の大減税であったり、所得税の大減税に使われているということ」

「結局金持ちをより金持ちにするための尻拭いとして消費税が使われているという事実に関して、多くの方々が共有されてるんですよ。政治がすでにもう自分たちのものでないということをみなさん分かってらっしゃる。そこに対して、何かしら風穴をあける存在が必要だったのであろうと。これは山本太郎への評価というよりかは、そのような状況の中で先頭に立たせてくれというお願いを皆さんが期待をかけてくださってる様子なんだろうと思っています」 

山本氏は特定枠ではないため、比例代表で3人以上が当選した場合に当選する可能性がある。