LUSHがFacebookなど一部SNSの利用を停止へ。若者に悪影響と判断

LUSHは「完全に反SNSになるわけではない」とも説明しています。
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ラッシュジャパン提供

コスメブランドのLUSH(ラッシュ)は11月26日から、自社がビジネスを展開している世界48の国・地域で運営するFacebookやInstagram、TikTok、Snapchat、WhatsAppの五つのプラットフォームのアカウントから一斉にサインアウトし、利用を停止すると発表した。日本では、FacebookとInstagram、TikTokの三つが対象という。

SNSを巡っては、Fecebook(FB、現Meta)の元社員がFB傘下のInstagramについて、子どもの心に悪影響を与えるという調査結果をまとめながら必要な対策を講じていなかったなどと告発。ラッシュはこうした事態を重くみて、一部のSNSアカウントからのサインアウトを決定したという。

ラッシュは、いじめやフェイクニュースなど際限なくスクロールできてしまう一連の投稿や表示が若者の自殺やうつ、不安の割合を大幅に増加させると言われていると指摘。

 「完全に反SNSになるわけではない。私たちは全力で、新しくお客様とつながる方法を模索し、他の場所でより良いコミュニケーションの場を構築していく。現時点では、YouTubeをはじめとするその他プラットフォームは継続利用していく」と説明している。