木村花さん死去後に中傷ツイート、遺族が起こした民事訴訟が結審。判決は5月に

遺族の木村響子さんが起こした民事訴訟が結審した。男性側は答弁書を提出していない。
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木村響子さん=2020年8月6日撮影
時事通信社

フジテレビの恋愛リアリティー番組「テラスハウス」に出演していた木村花さんが亡くなった後、Twitterで花さんを中傷する投稿をしたとして、花さんの母・木村響子さんが長野県の男性に対し約294万円の損害賠償を求めている民事訴訟が4月21日、東京地裁(池原桃子裁判長)で結審した。判決は5月19日に言い渡される。

 

木村花さんが死去後に投稿。どんなツイートだったのか

訴状によると、男性は花さんが2020年5月に亡くなった後、「あんたの死でみんな幸せになったよ、ありがとう」「テラハ楽しみにしていたのにお前の自殺のせいで中止。最後まで迷惑かけて何様?地獄に落ちなよ」とTwitterに投稿した。

響子さん側は、ツイートが「極めて強い調子で故木村花氏の行動を批判するものである」と指摘。投稿は花さんに対する侮辱的表現として、社会通念上許容される限度を超えており、遺族である響子さんの「敬愛追慕(けいあいついぼ)の情」を侵害しているとして、不法行為に該当すると主張している。

投稿者はTwitter社やプロバイダーへの情報開示請求で特定した。

 

男性側は答弁書を提出せず

男性側は答弁書を提出しておらず、反論は出ていない。3月22日の第一回口頭弁論に出廷しなかった。4月21日の口頭弁論にも出廷せず、結審した。