「あさイチ」で博多大吉さんが「呪い」を解く 母から「あんたは幸せになれない」と言われたという視聴者投稿に…

NHKの朝の番組「あさイチ」で、視聴者からの投稿に対して、「博多華丸・大吉」の博多大吉さんがとった行動に注目が集まっています。
Open Image Modal
「博多華丸・大吉」の博多華丸さん(左)と博多大吉さん(右)
時事通信社

12月6日に放送されたNHKの朝の番組「あさイチ」で、お笑いコンビ「博多華丸・大吉」の博多大吉さんが、視聴者投稿に対してとった行動が注目を集めている。大吉さんは、相方の博多華丸さんと、NHKアナウンサーの近江友里恵さんの3人で番組のキャスターを務めている。

この日の番組は、作家の川上未映子さんをゲストに招き、スタジオで川上さんの小説「夏物語」を軸にしたトークを進めていた。作品内容にからめ、川上さんから視聴者に対し、「ご自身の母から言ってもらって、忘れられない一言」を教えて欲しいと番組への投稿を呼びかけた。

Open Image Modal
川上未映子さん
時事通信社

 

「あんたは幸せになれない」。その言葉に…

この川上さんの呼びかけに対して、視聴者から「あなたの将来に必要なら勉強しなさい。ただ勉強するだけじゃなんの意味もないから、たくさん遊びなさい」「嘘をついてはいけない。でも、思いやりの嘘はいい」などの母親からもらった言葉が寄せられ、スタジオで紹介された。

その中で、近江アナウンサーが「『あんたは幸せになれない』。いまだに呪いの言葉として残ってます」という投稿を読み上げた時だった。

この投稿に、川上さんは苦しそうな表情をし、華丸さんは「言い合いになって、ぽろっと言ったとか…」と応じ、大吉さんも「現場を見てないから…」などと言って一度はその投稿を流した。そして、再び川上さんのトークに戻った。

しかし約30分後、川上さんのトークコーナーが終わる間際、大吉さんが突然「一個ずっと気になってるの、いい?」と切り出し、話を続けた。

「『幸せになれないよ』みたいな呪いがかかっている方…改めて言いますけど、FAXを紹介したということで、これをもって呪いが解けたということで、よろしくお願い致します。お幸せに」

スタジオにはスタッフの笑い声が響いていたが、川上さんも「大丈夫です」と呼びかけながら、何度も頭を下げてうなづいていた。

この大吉さんの対応についてネット上では、「あ、ずっと伝えたかったんだ…ってなった」「ずっと気になっていて一言フォローを入れる大吉先生の優しさ」などと賞賛する声が上がっている。