超実写版「ライオン・キング」、顔だけアニメっぽくした動画が150万再生

超実写版映画「ライオン・キング」のキャラクターに、アニメ版のキャラの顔を合成した動画が話題になっている。「全編を修正してほしい」という声があがる一方、「映画の目的を損なっている」という反論も投稿されている。

日本でも公開が始まった映画「ライオン・キング」。実写のように見える3D映像が圧巻で、すでに世界では興行収入10億円以上と報じられているが、「キャラクターの感情表現がものたりない」という批判も出ている

そんななか、2人のアーティストが制作したライオンキングの動画が話題になっている。映画の予告編に登場するキャラクターの顔を、1994年のディズニーによるアニメ映画のキャラクターに差し替えて合成した作品だ。

作品を投稿したのは、アーティストのNikolay Mochkinさんと、Jonty Pressingerさん。AIの一種である「ディープラーニング(深層学習)」の技術を使った「ディープフェイク」という技術を使って制作したと説明。YouTubeに8月8日に投稿された動画は、11日現在で150万再生を超えている。

この動画について、YouTubeのコメント欄や掲示板サイトなどでは、「(映画より)ずっと感情的」「映画全体を修正してリリースしてほしい」「この動画を見たから、映画を観たいと思った」などの声が投稿されている。

一方で、「この動画は、フォトリアリスティックにするというリメイク映画の目的に反していませんか?」「映画のリアル描写のほうが好き」といった、反論も出ている。