映画『スリー・ビルボード』は好き嫌いが激しく分かれる映画!?ゴールデン・グローブ賞4部門受賞で賛否が巻き起こる

まずは、嫌い派からの反応をいくつかご紹介しよう。
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映画界の賞レースにおいて注目を集める『スリー・ビルボード』。今年の第75回ゴールデン・グローブ賞では、脚本賞(マーティン・マクドナー)、助演男優賞(サム・ロックウェル)、女優賞(フランシス・マクドーマンド)、そして、ドラマ部門の作品賞の4部門受賞を果たした。

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この映画は、『スター・ウォーズ』級の観客動員数がある訳ではないが、今回の受賞に、好き・嫌い両方の意見が、まるで昨年の『ラ・ラ・ランド』のように多く飛び交った。

話は、米国の田舎町に住む母親が、娘の殺人事件の捜査が一向に進展しない事に怒り、3つの看板を立てた事から始まる。『スリー・ビルボード』の嫌い派からは、特にサム・ロックウェル演じる差別主義者の警官のキャラクターの描き方に"問題がある"という意見が多いようだ。

まずは、嫌い派からの反応をいくつかご紹介しよう。

「『スリー・ビルボード』が『レディ・バード』に勝った時の反応(GIFはドラマ『パークス・アンド・レクリエーション』より)」

「サム・ロックウェルは差別主義者の警官を演じて受賞したけど、人種や白人優位主義については一切触れなかったけど、この映画、つまり『スリー・ビルボード』自体が、人種について価値がある事を何も伝えていないんだから驚きはしないよ」

「『スリー・ビルボード』は・・・問題的、白人の批評家たちは、彼らの差別主義的なおじさんたちを好きなように『スリー・ビルボード』の事が大好き」

「『スリー・ビルボード』は、これまで批評家の称賛を受けた映画の中で最低な映画の1つ。『アメリカン・ハッスル 』よりヒドい。(アカデミー賞作品賞を受賞した)『クラッシュ』以来、最も最低な作品賞の受賞作品かも」

対して好き派は、この映画を以下のように擁護している。

「『スリー・ビルボード』は素晴らしかった。この妙な反感は何なんだ? 理解に苦しむ」

「『スリー・ビルボード』をちょうど観終わったところだけど、マジで良い映画だね。衝撃的で、複雑で、一貫して(時に苦痛なほど)笑える。今年一番の映画かもしれない」

「『スリー・ビルボード』について(すでに色々と言われているみたいに)好きに言ってもらって構わないけど、20年来のサム・ロックウェルファンとして、やっと彼の才能と努力が認められたのを見て感激だ」

「『スリー・ビルボード』は今年最高の映画。これと反対の意見を言う人たちは全員間違ってる。もしまだ観てないなら観に行こう。最もダークだが、最も面白い映画と言ってもいいかもしれない。ゴールデン・グローブ賞で評価される価値のある作品だ」

この論争は、少なくとも3月の第90回アカデミー賞授賞式まで続くことだろう。映画『スリー・ビルボード』は、2月1日(木)に日本で公開される予定だ。

■参照リンク

(2018年1月15日「AOLニュース」より転載)