8歳男児、覚せい剤を食べて死亡 「朝食シリアルと間違えて」致死量の180倍を摂取

米インディアナ州。父親は児童虐待や覚せい剤所持で逮捕された。
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写真はイメージ(ニュージーランドで押収された覚せい剤)
Fiona Goodall via Getty Images

アメリカ・インディアナ州の8歳男児が6月に死亡したのは、父親の所持していた覚せい剤を食べたのが原因であることがわかった。8月2日に公表された報告書によると、男児の血液からは致死量の180倍の覚せい剤が検出された。警察は男児が、皿の上にあった覚せい剤を朝食のシリアルと勘違いして食べた可能性があるとみている。

地元テレビ局によると、亡くなったのはカーティス・コールマン3世くん(8)で、父親のカーティス・ギルバート・コールマン2世容疑者(41)は、児童虐待や、覚せい剤所持などの容疑で訴追された。

報告書によると、男児は6月21日の朝、皿の上にあった覚せい剤をシリアルと間違えて食べたという。

父親が、息子の様子がおかしいことに気付いたのは午前10時頃。父親は通報せず、まず友人女性に助けを求めた。この女性から「通報すべきだ」と伝えられると、女性の携帯電話を取り上げ「もう監獄には戻りたくない」と発言。そして、拳銃を取り出し、女性や息子を殺して自分自身も死ぬなどと脅迫したという。

最終的に、父親は息子を連れて祖母の家に出向き、祖母が緊急通報した。しかし、息子は医療センターで亡くなった。容疑者が自ら緊急通報をすることはなかった。

地元メディアによると、父親は現在、育児放棄で子供を死なせた容疑で訴追されている。仮に有罪になれば20年〜40年の刑になる罪だという。裁判は12月に予定されており、父親は他にも銃を人に向けた罪、脅迫罪、覚せい剤所持の罪、性犯罪者登録をしなかった罪、窃盗の罪にも問われている。

亡くなったカーティスくんは、自転車に乗ること、スポンジボブやマインクラフトを見ること、おもちゃの銃で遊ぶこと、ビデオゲームをすることが大好きだったという。

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Jackson County Sheriff's Office