フジモリ元大統領に恩赦、釈放へ 「希望と喜びのクリスマス」娘がツイート

「健康上の理由」だという
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フジモリ元大統領(2006年撮影)
MARTIN BERNETTI via Getty Images

禁固25年の刑で収監されているフジモリ元大統領に、健康上の理由から恩赦が与えられることになった。ペルーのクチンスキ大統領が決定したと、ロイター通信などが報じた。

フジモリ氏は1990年〜2000年まで大統領を務めたが、人権侵害事件や汚職などで、2010年に禁固25年の有罪判決が確定した。国内の評価は二分されている。

ペルー議会ではクチンスキ大統領の罷免決議が否決されたばかりで、ロイター通信は「大統領がフジモリ氏の釈放を約束する代わりにフジモリ派の議員から罷免決議否決への協力を取り付けたという観測が広がる公算が大きい」としている。

フジモリ派の野党・人民勢力党の党首である、娘のケイコ・フジモリ氏は「やっと父が自由になります」「希望と喜びのクリスマスになりそう」などとツイートした。