カシミール緊迫、インド軍がパキスタン支配地域を空爆。48年ぶりか

「停戦ラインを違反した」パキスタンが軍事報復する可能性も
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インド空軍のSu-30MKI戦闘機のイメージ写真
Marina Lystseva via Getty Images

インドとパキスタンが領有権を争っているカシミール地方で2月26日、インド空軍の戦闘機がパキスタン側に越境し、武装組織の拠点を空爆した。インドのゴカレ外相が会見で明らかにしたと、ブルームバーグなどが報じた。

空爆されたのは、イスラム過激派組織「ジェイシュ・ムハンマド」の拠点だという。

ゴカレ外相は会見で「差し迫った危険に直面して、先制攻撃が絶対に必要になった」と訴えた。インド支配地域で14日に起きた爆発で、約40人が死亡したことに報復をしたものとみられる。

ブルームバーグでは匿名の関係者の情報として、今回の空爆で300人以上が死亡したと報じた。

一方、パキスタン政府の公式Twitterは空爆された地域の写真を掲載した上で、死傷者は出てないと発表している。

パキスタンのクレーシ外相は「インドは停戦ラインを違反した。パキスタンは適切に対応する権利を持つ」と述べており、パキスタンが軍事報復する可能性も出てきた。

■48年ぶりの停戦ライン越えの空爆か

MITで政治学を教えるヴィピン・ナラン教授はブルームバーグに対して「空爆をするために、インド空軍が停戦ラインを公式に超えたのは1971年が最後だった」とコメントしている。