アメリカでスーパーの食料品に咳をかけた女性、テロ脅迫容疑で逮捕される。約380万円分が廃棄処分

アメリカのスーパーが被害を投稿。損害を受けた食料品は、3万5000ドル(約380万円)分を上回るという。
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アメリカのスーパーでほぼ空っぽの精肉コーナー アメリカでも新型コロナによる買いだめは発生している。 2020年3月13日・アメリカ・マサチューセッツ州
JOSEPH PREZIOSO via Getty Images

アメリカのペンシルバニア州で、スーパーで商品に咳をかけた女性が、3万5000ドル(約380万円)分以上の食料品を汚染させた可能性があるとしてテロ脅迫容疑を含む複数の容疑で逮捕された。

事件が起きたゲリティーズ・スーパーマーケットはFacebookで、「地域で常に問題を起こしている」という女性について言及し、女性が店の生鮮食品全体、そしてベーカリーや精肉ケースなどの一部に向かって咳をした疑いがあることを投稿した。

「おそらく悪質ないたずらであったと思われるが、顧客の健康や安全のリスクをとることはできません。その為、女性が接触した全ての商品を捨てざるをえませんでした。地元の保険調査官と密接に協力し、女性が行った全てのエリアを割り出し、全ての商品を破棄し、全てを除菌清掃しました」と店の共同オーナー、ジョー・ファスラ氏は投稿した。

ファスラ氏が推測するに、この事件による全喪失は3万5000ドル(約380万円)を大幅に上回ると言い、保険が適用されるか確認中だというが、それでも翌年の保険料が上昇するだろうと懸念している。

地元警察はFacebookにこの事件に関する声明を3月25日に掲載し、翌日には、犯人はマーガレット・シルコという女性だと判明した、と情報を更新した。

「女性が入店し、自分が病気だと脅迫発言をし、意図的に商品に向かって咳をし唾を吐いたとの通報があった。女性はその行動をスーパーの他のエリアでも繰り返した後、ビール12本を窃盗しようとし、店員に店から出て行くよう命令された」と記載されている。

店のオーナーのファスラ氏の投稿には、「この食料品の損失には、吐き気がするほどです。食品が無駄になるのは常に心苦しいことですが、今の状況では、多くの人が食料の供給が十分にあるか不安に感じているので、さらに辛いです」

事件を起こした女性が新型コロナウイルスに感染しているかは不明だが、ファスラ氏は地方検事が「女性が検査を受けるよう全力を尽くす」としてると話す。

女性は、テロ脅迫、「生物学的薬剤」を使用するという脅迫、器物損壊、窃盗などの容疑で起訴された。

同様な事件は他にも発生しており、ミズーリ州では男性が大型量販店で「コロナが怖い人いる?」と言って商品を舐め、その悪質なイタズラを動画に投稿し、テロ脅迫容疑で起訴されている。

アメリカ司法省は、連邦法執行官らに、特定のコロナウイルス関連の犯罪をテロ行為として起訴できることを伝えたという。

ハフポストUS版の記事を翻訳・編集しました。