テレビ番組が9歳の女の子を救った。1年半前に行方不明、放送をきっかけに発見される。

本当によかった。
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※写真はイメージです
Biserka Stojanovic via Getty Images

アメリカ・テキサスで2016年に行方不明になった9歳の女の子が、テレビ番組がきっかけで約1年半ぶりに無事に見つかった。

National Center for Missing & Exploited Children」(行方不明および搾取された子どもたちのためのセンター)が3月27日、公式TwitterやFacebookなどで報告した。

行方不明だったのは、マライア・マルチネスちゃん。

アメリカのテレビ番組「Live PD」が3月23日に取り上げると、視聴者から情報が届き、3日後にニューメキシコ州で無事に見つかったのだ。

番組の説明によると、マライアちゃんが行方不明になった経緯は次の通りだ。

マライアちゃんの母親は、3人の子ども(マライアちゃんと当時5歳の弟、2歳の妹)の親権剥奪のための裁判にかけられていた。ところが2016年10月18日、裁判所に出廷しないで3人を連れ去った。

警察が2017年1月、母親の逃走先を突き止めたが、一緒にいたのはマライアちゃん以外の2人の子どもだけ。

逮捕された母親は警察の調べに協力せず、マライアちゃんの安否や行方は分からないままだった。

センターの担当者は番組内で、マライアちゃんの行方について「テキサス州内にいるかもしれません。また、母親がニューメキシコ州に所縁があることも分かっています」と伝えた。

写真を示しながらマライアちゃんの身長や髪の色などの特徴を伝え、発見につながるような情報があれば、センターに連絡するよう呼びかけた。

またKCBDによると、マライアちゃんの母親は覚せい剤の陽性反応がでたほか、母親のボーイフレンドは弟の顔を殴ったり殺すと脅したりするなど、家庭環境が崩壊していたようだ。

こうしたセンターや番組の努力が実を結び、マライアちゃんは無事に発見された。

センターはTwitterやFacebookで「LivePDありがとう!寄せられた情報のおかげで、行方不明の子どものひとりがお家に帰ることができました!」と感謝をづづった。