NYダウ、1175ドル安 リーマン・ショック抜く過去最大の下げ幅

アメリカの長期金利が上昇したことがきっかけに
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ダウ平均が過去最大の下げ幅となった2月5日のニューヨーク証券取引所
Bloomberg via Getty Images

2月5日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は大幅続落し、前週末比1175.21ドル安の2万4345.75ドルで取引を終えた。共同通信などが報じた。

1日の下げ幅としてはリーマン・ショックを受け世界的に景気が悪化した2008年9月29日の777ドルを抜いて、過去最大となった。

NHKニュースによると、ニューヨーク株式市場は、アメリカの好調な企業業績やトランプ政権の税制改革への期待などを背景に先月までほぼ一本調子で値上がりしてきた。しかし、1月30日にアメリカの長期金利が上昇したことをきっかけに、2営業日続けての大幅な値下がりになった。

同ニュースによると、市場関係者は「ダウ平均株価は年初から急ペースで値上がりし高値への警戒感が出ていた中で大きく値下がりしたため加速度的に売り注文が膨らんだ。アメリカ経済自体は好調で企業業績も底堅いが、2営業日続けて株価が大きく下落したため市場ではいつ下げ止まるか不安に包まれている」と話しているという。