PRESENTED BY PANTENE

「自分らしい髪になりたい」LGBTQ+に寄り添うヘアサロン”を全国へ。パンテーン「 #PrideHair ・サロン」プロジェクト始動

パンテーン「 #PrideHair ・サロン」プロジェクトの第一歩目である、ヘアサロン向けLGBTQ+フレンドリーマニュアル。その作成に向け、LGBTQ+当事者と美容師が集まるワークショップが開催された。
|

「希望の髪型は“メンズヘア”。でも『女の子だからやめた方がいいよ』と言われました」

前回のインタビューで「髪とLGBTQ+当事者の就活」をテーマに自身の体験を語ってくれたホルコム彩ジーンさんは、自分らしい髪になるまでには“壁”が多い、といいます。

同記事で同じく取材に応じてくれたトランスジェンダー女性の上井ハルカさんも、「特に性別移行中の頃、美容室に行く時は他のお客さんの視線を気にしていました」と胸の内を明かしました。

同じような悩みを抱えるLGBTQ+当事者は多いようです。パンテーンはみなさんの声に応える形で、自分らしくなれるヘアサロンを全国へ広げる「#PrideHair ・サロン」プロジェクトを開始しました。

Open Image Modal
パンテーン「#PrideHair・サロン」プロジェクト
提供写真

「#PrideHair・サロン」プロジェクトの内容は?

「#PrideHair・サロン」プロジェクトでは、美容院を「自分らしくなれる第3の居場所」と定義。主に3つの取り組みを予定しています。

1.ヘアサロン向けLGBTQ+フレンドリーマニュアルの作成&普及
2.プロジェクトの賛同サロンを増やす啓発活動&サロンの可視化
3.多くのLGBTQ+の当事者と、個性や多様性を尊重する美容サロンがマッチングしやすい仕組みをつくる

今回のパンテーン「#PrideHair・サロン」プロジェクトには、同じく前回の記事に出演したJobRainbow代表の星賢人さんが主催メンバーの一人として参加。プロジェクトにかける思いを語りました。

「私自身も美容院で『彼女いるの?』など異性愛を前提としたコミュニケーションに悩む一人です。パンテーンからこのプロジェクトにかける熱い思いを聞いて、参加を決めました」

Open Image Modal
パンテーン「#PrideHair・サロン」プロジェクトの主催の一人として参加するJobRainbow代表の星賢人さん
ハフポスト日本版

「#PrideHair・サロン」プロジェクトを担当するパンテーンブランドディレクターの余伝さんは、プロジェクトを通して誰もが自分らしくいられる社会の実現に意欲を見せます。

「前回の『#PrideHair』では驚くほど大きな反響があり、LGBTQ+当事者だけではなく、非当事者からも『私に何ができるか、私もサポートしたい』という声が起きました。パンテーンとして何かできないかと考え、『#PrideHair・サロン』プロジェクトを始めるに至りました。

多くの人にLGBTQ+当事者の現状を知ってもらうと同時に、『こんな世の中になったらいいよね』という展望をお見せしたいです」

「自殺未遂をした後、美容師に救われました」

「#PrideHair・サロン」プロジェクトの第一歩目は、ヘアサロン向けLGBTフレンドリーマニュアルの作成。その作成に向け、LGBTQ+当事者と美容師が集まるワークショップが12月15日、16日に開催されました。

Open Image Modal
ワークショップには、LGBTQ+当事者たちと美容師たちが参加した。
提供写真

ワークショップでは、LGBTQ+当事者と美容師の立場から、それぞれの体験や周りの声を元に、どうすればヘアサロンがもっと自分らしくいられる場所になるか、そのためにどのようなマニュアルや取り組みが必要か議論されました。

認定NPO法人ReBit代表理事でトランスジェンダー男性の藥師実芳さんは、「実は美容師さんに救われた経験があります」と自身の経験を語りました。

「17歳の頃自殺未遂をして、その後最初にやったのが『髪を切ること』でした」

藥師さんは、それまでフワフワのパーマをかけていた髪を赤と黒のツーブロックにして欲しい、と美容師に伝えました。するとその美容師は間髪入れずに「いいですね!やりましょう」と言ってくれたそうです。

「私の要望に驚いたりせず、理想の髪型を実現してくれて、本当に救われました」

LGBTQ+当事者だから特別な対応をするのではなく、ひとりひとりの“なりたい自分”に向き合ってくれたら嬉しい、と薬師さんはプロジェクトに期待を寄せました。

Open Image Modal
藥師実芳さん。認定NPO法人ReBit 代表理事
提供写真

一方YouTuberでトランスジェンダー男性の木本奏太さんは、性別移行中に「髪を伸ばさないの?」「なぜ短く切るの?」と言われるのが嫌で、大型サロンを転々としていたそうです。

「美容師の人数が多いところを選んで、顔を覚えられないようにしていました。でも、それだと自分の理想の髪型になれなくて……」

自分らしい髪になるためには、やっぱり美容師さんとコミュニケーションをとって自分を知ってもらうことが大事なんだと気づいた、と自身の体験を振り返りました。

Open Image Modal
ワークショップに参加した、YouTuberの木本奏太さん
提供写真

「本当は私もしゃべるのは好きですが、コミュニケーションの前に壁がある」と話すのは、一般社団法人fair代表理事でゲイの松岡宗嗣さん。

「例えば『次の休みはどこか行かれるんですか?』と聞かれると、次に必ず『彼女さんとですか?』と聞かれるので、なるべく旅行の話はしたくないなと思ってしまいます。美容師さんが『無意識に自分の中のあたりまえを押し付けて、コミュニケーションの壁をつくってしまっているかもしれない』と想像力を持ってくれたら嬉しいですね」

こういった無意識の偏見を取り除くのが今回のLGBTフレンドリーマニュアルの役割になるのではないでしょうか、と松岡さんは語りました。

Open Image Modal
ワークショップに参加した松岡宗嗣さん。ライター/一般社団法人fair代表理事
提供写真

美容師は、お客さんを幸せにすることがモチベーション

ワークショップでは、美容師の立場から感じる課題や、「自分らしくなれるヘアサロン」を目指して実際に取り組んできた事例が共有された。

ヘアサロン「MINT/MINTing」オーナースタイリストのMISAKIさんは、ヘアサロンに行くのが嫌だ、楽しいと思ったことがない、というお客さんは実際にいる、と話します。

「でも美容師って一人前のスタイリストになるのは本当に大変。でもそれを乗り越えられるのは、目の前に座ったお客さんを幸せにしたいと心から思っているからです。『#PrideHair・サロン』プロジェクトについても、ちょっと目線を変えるだけでできることがたくさんありますから、美容師ならすぐにわかってくれるはずです」

Open Image Modal
ワークショップに参加した美容師のMISAKIさん。MINT /MINTing オーナースタイリスト
提供写真

また、MISAKIさんが運営する都内のお店には近県はもちろん、関西や九州などから来る人も多いことに触れ、「東京だけでなくいろんなところに入りやすいお店が必要です」と地方への広がりにも目を向けた。

ヘアサロン「EIZO」の美容師であるトランスジェンダー男性の宮島瑠さんは、自身の経験を踏まえ、誰もが居心地がよく、安心して髪を切れる場所を目指していると言います。

「ジェンダーに対する無意識の偏見から、“良かれと思って”言ってしまっていることもある。だからこそ、LGBTQ+当事者のストーリーを伝えていくことで、多くの美容師が気付くことがあると思います

ひとりひとりの個性に寄り添うヘアサロンを全国に広げる“始まりの日”

ブランドメッセージ「#HairWeGoさぁ、この髪でいこう。」のもと、就活や地毛証明書に関するプロジェクトを進めてきたパンテーン。2020年秋に始まった、自分らしい就活について考える「#PrideHairこの髪が私です。」からさらなる進化を遂げた「#PrideHair・サロン」プロジェクトが、この日最初の一歩を踏み出しました。

ワークショップの最後に星賢人さんは、「ヘアサロンはLGBTQ+当事者が自分らしくなれる場所になる、と希望を持てるディスカッションでした」と、改めてパンテーンの「#PrideHair・サロン」プロジェクトに可能性を感じたと話しました。

Open Image Modal
パンテーン「#PrideHair・サロン」プロジェクト
提供写真

ジェンダーに対する無意識の偏見に悩む人は多い。その声に応え、パンテーンはヘアサロンやLGBTQ+当事者とともに、「#PrideHair・サロン」プロジェクトを通して、ひとりひとりの個性に寄り添うヘアサロンを日本全国へ広げます。

今回のワークショップで議論された「LGBTフレンドリーマニュアル」は、1月下旬に発表予定。2月以降も継続的に「#PrideHair・サロン」プロジェクトの輪を広げていく方針です。

みなさん当事者の声に応える形で始まった「#PrideHair・サロン」プロジェクトでは、「#PrideHair」というハッシュタグと共にみなさんの意見や感想も募集しています。

また、「#PrideHair・サロン」プロジェクトに賛同するヘアサロンも募集しています。美容師の方はもちろん、お客さんとしてヘアサロンへ行く人も、行きつけのヘアサロンに広めていただくことも、プロジェクトの大きなサポートになります。

詳しい応募方法は下記のとおりです。

<サポーターサロンへの応募方法について>
o応募条件:プロジェクトの主旨に賛同いただけていること
o賛同サロンになった場合:完成マニュアルの送付・プレスリリースやサイトにて「賛同サロン」としてサロン名を掲示
o応募方法:事務局宛(pridehair@materialpr.jp)宛に、以下情報をお送りいただく。
サロン名、住所、担当者名、電話番号、メールアドレス、賛同いただいた理由