マイケル・ジョーダン、NASCARにチームオーナーとして参戦表明「レース界が黒人に開かれるチャンスに」

ドライバーには、NASCAR唯一の黒人ドライバー、バッバ・ウォレス氏を起用するという。
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マイケル・ジョーダン氏
Benoit Tessier / Reuters

アメリカバスケ界のスーパースター、マイケル・ジョーダン氏が、カーレースの世界に飛び込む。

ストックカーレーシングドライバーのデニー・ハムリン氏は9月22日、ジョーダン氏とともに、2021年のNASCARカップシリーズに参戦する新たなチームを結成するとTwitterで発表した。

ドライバーには、NASCAR唯一の黒人ドライバ、バッバ・ウォレス氏を起用するという。

ハムリン氏は、NASCARアスリートとして初めて、NIKEが展開するジョーダンブランドの一員となった。ジョーダン氏との親交に触れ、「私たちの関係性を次のレベルに移す準備ができた」とつづった。

ドライバーのウォレス氏については「スポーツやアメリカを変えようと大きな声を上げてきた」と紹介。「ジョーダン氏と私は、彼のそうした努力を全面的にサポートし、寄り添う立場だ」と表明した。

Yahooスポーツによると、ジョーダン氏は声明で、「NASCARは歴史的に多様性の面で苦労していて、黒人のオーナーはわずかだった」と指摘。

「構造的な人種差別に立ち向かうためにこれまでしてきた献身や寄付に加えて、私はこの機会を、新たな視聴者を育て、レース界が黒人にとってさらに開かれたものになるチャンスと捉えている」と表明したという。

ウォレス氏はTwitterで、「これはユニークで人生で一度きりの、私のキャリアにおいて最適だと思える機会。私にかけてくれた事に感謝と恐縮する思いだ。彼らと旅を始めるのは本当にワクワクする」と思いをつづった。