タイの洞窟に閉じ込められたサッカー少年たちを日本代表が応援「負けるな!頑張れ!」

現地では週末に雷雨の予想も...
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タイ北部チェンライ郊外のタムルアン洞窟で、同国のサッカーチームに所属する少年たちが閉じ込められてから13日目を迎えた。

11歳〜16歳の少年と25歳のコーチは6月23日午後に洞窟に入ったが、大雨による増水で引き返すことができなくなった。彼らはいまなお、洞窟の奥深くで身を寄せ合っている。

そんな彼らに、サッカー日本代表が応援メッセージを寄せた。

「サムライブルー」のバスの前に並んだ日本代表チームは、空に向けて拳を掲げながら「負けるな!頑張れ!」と声をあげて、少年たちとコーチを激励する動画をTwitterに投稿。現在までに13万回以上再生されている。

投稿文には"Hang on! Football Family are with you."(あきらめないで!サッカーに携わる全ての人々は、君たちと共にある)との英文メッセージも付された。

■現地では週末に雷雨の予想も...

7月3日、タイ海軍の救助隊が洞窟内で少年たちを確認。軽傷者が3人いたが、すでに手当てを受けたという。少年たちはゼリー状の栄養剤で体力を回復しつつあるという。

洞窟内の少年たちを救うため、現場ではポンプで水を吸い出す作業を進めている。しかし、洞窟の入り口から少年たちの居場所までの約5キロの半分以上は浸水しており、ポンプの排水量は1時間に1センチ程度だという。

タイ海軍の特殊部隊は4日、閉じ込められた少年らに潜水マスクや空気ボンベの使用法を指導。潜水で洞窟内から脱出させる方法が有力視されているようだ。

ただ、現在タイでは雨期が続いており、週末には雷雨も予想されている。洞窟内の水位が再び上昇する可能性があり、救出作業がスムーズに進むか不透明だ。