SNSのバッシングで死を考えたコンスタンス・ウー、3年ぶりの投稿で再開の理由つづる

SNS再開について「誰かを助けることは、3年前の私に対する責任だと決めました」とつづっています
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現在Amazonのドラマシリーズ「ターミナル・リスト」に出演しているコンスタンス・ウーさん
Axelle/Bauer-Griffin via Getty Images

映画『クレイジー・リッチ!』などに出演している俳優のコンスタンス・ウーさんが7月14日、SNSのバッシングが原因で、過去に自殺を図ったとTwitterで明かした。

ウーさんは3年前の2019年に、主役を演じていたドラマ『Fresh Off The Boat(フアン家のアメリカ開拓記)』に関する自身のツイートが批判された。

14日に投稿したメッセージで「ソーシャルメディアに戻ってくるのが怖かった。それで、命を失いそうになったから」と述べている。

批判された2019年のツイート

ウーさんは2019年、出演していたABCのドラマ『フアン家のアメリカ開拓記』の新シリーズ更新が発表された翌日に、「落胆した」という趣旨のツイートをした

その中で「今、とても腹が立っていて、文字通り涙を流しています」と述べたところ(ツイートはその後、削除された)、発言がソーシャルメディアで強く批判された。

ウーさんはその後「腹を立てたのは、番組が嫌だからではなく、更新によって、とてもやりたかった別のプロジェクトを諦めなければいけないから」と、真意を説明した。

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『Fresh Off The Boat(フアン家のアメリカ開拓記)』の一場面
John Fleenor via Getty Images

メンタルヘルスを優先した

この時、同じアジア系アメリカ人の俳優からの批判もあったという。

ウーさんは14日の投稿で「アジア系アメリカ人コミュニティの希望を削ぐ存在だと言われて、自分には生きている資格がないと感じるようになりました」と述べている。

「振り返ってみると、何通かのDMで人生を終わらせようと思うなんて非現実的ですが、実際に起きたことなのです。幸運にも、友人が私を見つけて緊急治療室に急いで運んでくれました」

この経験が人生を見直すきっかけとなり、メンタルヘルスを優先させるために数年仕事を休んだというウーさん。

投稿で「アジア系アメリカ人のコミュニティでは、メンタルヘルスについて十分に語られていないと感じる」と述べ、触れにくい話題も、オープンにする必要があると訴えた。

そして「わかってほしければ、恐れ、恥ずかしいと思っている部分も含めて、すべてを見せる必要がある」とする一方で、「そうする時に、お互い殴り合うことをやめなければいけない」とも強調した。

さらに、SNSを再開した理由について、次のようにつづっている。

「短期間ハリウッドから休みをとり、多くのセラピーを受けた後、(少なくとも少しの間であれば)思い切ってここに戻ってきても大丈夫だと感じられるようになりました。恐れを感じていますが、勇気を持って自分のストーリーをシェアし、誰かを助けることは、3年前の私に対する責任だと決めました」

ハフポストUS版の記事を翻訳しました。