「素敵な刑務所が売り出し中です」高校を不動産サイトで売ろうとした生徒たち ⇒ 広報担当者がジョークで仕返し【アメリカ】

高校生たちが通う学区の広報は、売値が「過小評価されていることに驚きだ」とコメントしている
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ミード高校
Anne Arundel County Public Schools

アメリカ・メリーランド州のミード高校に通う3年生のグループが5月、自分たちの学校の校舎を不動産サイトで売ろうと試みた。

地元メディアボルチモア・バナーによると、生徒たちは大手不動産サイト「Zillow(ズィロー)」に学校を掲載。提示した売値は、わずか4万2069ドル(約586万円)だった。

物件の説明欄には「半分しか使われていない素敵な刑務所が売り出し中です。15あるトイレのすべてに下水問題があります!」と書かれている。

さらに「広々としたキッチンとダイニング、プライベートバスケットコート」があると宣伝しつつ「命の危険をさらすような、工事中の場所もあります!」「隣人はねずみや虫で、悲鳴を上げること間違いなし」など購入をためらいたくなる文句が続く。

そして「ゴミの匂いがする無料の空気清浄剤と水回りの問題がついてきます!」と述べ、購入希望者は不動産会社に連絡するよう求めた。

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高校生たちがZILLOWに掲載した学校
ZILLOW

破格の値段での売り出しだったが、掲載は5月30日に削除されたという。

売り出し文句は少々侮辱的ではあるものの、アン・アランデル郡公立学区広報のボブ・モージャー氏は、生徒たちの行為を「面白いいたずら」と捉えたようだ。

メディアへの声明で「非常にクリエイティブな広告ですが、掲載者がこの素晴らしい設備を備えた最高級の不動産の価値をかなり過小評価したことに驚いています」とコメントした。

「これほどお得な取引であれば、購入希望者が群がることでしょう。長くは掲載されないはずです」

アン・アランデル郡公立学区の高校生が、学校を売ろうとしたのは今回が初めてではない。

新型コロナウイルスの感染拡大で登校が規制された2020年春には、ブロードネック高校の生徒たちが「売り物件」という旗を校舎に掲げた。

 

モージャー氏はその時のことを振り返り「ミード高校と同様に面白いいたずらだった」とパッチに語っている。「誰も傷つかず、学校に損害はなく、全員が笑いました」

ハフポストUS版の記事を翻訳しました。