周庭(アグネス・チョウ)氏「香港政府は、市民の訴えに耳を貸そうともしない」

保釈後初のツイートで、政府を批判しました。

香港の民主団体「デモシスト」の幹部で、香港警察に一時拘束された周庭(アグネス・チョウ)氏が8月31日、Twitterで「市民の訴えには耳を貸そうともしない。これが香港政府です」と批判した。

周庭氏は、保釈後初めてツイートし、8月30日に警察が自宅に来て、その日中に逮捕、起訴されたと説明。「私だけではなく、ジョシュアと3名の立法会議員、そして1000名近い抗議者がこの運動の中で逮捕されています」と明かした。

一連の香港政府・警察の対応について、「逮捕と暴力、法制度の歪曲によって抗議運動を鎮圧しようとしながら、市民の訴えには耳を貸そうともしない」と批判した。

現地メディアの報道によると、周庭氏は「政府が許可していない活動に参加するよう他人を煽動した」「許可されていない集会に参加した」という2つの疑いが持たれているという。

同じく逮捕された黄之鋒(ジョシュア・ウォン)氏は「政府が許可していない活動に参加するよう他人を煽動した」「許可されていない週を組織した」「許可されていない集会に参加した」の3つの疑いがある。

周庭さんは保釈後、記者団に対して「私たち香港人は諦めません。これらの白色テロと不正義を恐れることはありません」と話していた

NHKニュースによると、香港では8月31日にもデモが予定されていたが、警察が開催を認めなかった。主催者は安全が確保できないとして中止を決めたが、SNSで呼びかけ応じて市民が集まり、緊張が高まっている。