MLBワールドシリーズ、宇宙からの“プレイボール”で開幕。記念すべきコールは若田光一さんだった【動画】

無重力の宇宙空間、やはりボールも宙に浮いていた...。
Open Image Modal
若田さんらが乗船したスペースXのクルードラゴン宇宙船
NASA via NASA via Getty Images

2022年のMLBのワールドチャンピオンを決めるワールドシリーズが日本時間10月29日に開幕し、第1戦が行われた。2022年はナショナル・リーグを勝ち上がったフィリーズとアメリカン・リーグを勝ち上がったアストロズの戦いだ。

その記念すべき開幕カードの始球式が話題となった。宇宙から“プレイボール”が宣告されたからだ。しかも宣告したのは日本の宇宙飛行士・若田光一さんだった。MLB公式のTwitterがその様子を動画で公開している。

もちろんボールは浮いている。宇宙からの始球式がこれだ

 MLB公式のTwitterは29日、「@NASA’s Expedition 68 crew is ready for Game 1!(NASAの第68次長期滞在クルーたちも開幕ゲームの準備ができています!)」とツイート。

動画では、ISSに長期滞在しミッションに臨む宇宙飛行士・若田光一さん、ニコール・マンさん、ジョシュ・カサダさん、アンナ・キキナさんの4人が登場

4人の最初の挨拶ではその中央で白球が浮いていた。改めて宇宙が無重力の空間であることを感じさせる。4人での簡単な挨拶を終えると、若田さんがいったん画面から消え、他の3人の飛行士でトークを繋いだ。

動画の最後には始球式さながらに中央にいた飛行士がボールを投げ込むと、若田さんがそれを捕球。直後に「プレイボール!」と宣告する演出を見せた。

若田さん以外は今回が宇宙初飛行。一方、若田さんは今回で5回目だ。

宇宙からメッセージが届けられた一戦は白熱の展開に。フィリーズがアーロン・ノラ投手、アストロズがジャスティン・バーランダー投手の先発で始まった試合。

一時はアストロズが5点のリードを奪うも、5回表にフィリーズが追いつく。そのまま同点で試合は延長に突入し、10回表にJ・T・リアルミュート選手が勝ち越しのソロホームランを放ち、6-5でフィリーズがアストロズに競り勝った